「〇〇日までに提出してください」
そう言って先生は教室から出ていった。
ホームルームが終わり部室に向かう。
引退した人が多い中、うちの部活は大会までまだある。
しかしその大会が終わってしまえば本格的に受験生だ。
そろそろ将来について考えなくてはいけない
しかしやりたいことが見つからない、はっきりしない
好きなことはある、得意なことも。
しかし、仕事となるとまた違う。
「いつからだろう。」こうなってしまったのは、
子供の時は楽だった。サッカー選手や仮面ライダー
好きなこと、やりたいことを堂々と言えたしできた
充実した毎日を過ごしてはいるが夢がない。
目指すものがないからどこか本気になれない自分がいる
というかそんな早くから見つけられるはずもない
まだ10年ちょっとしか生きていないのに、
この先何十年分のことを考えなくてはいけない。
そもそもなぜ夢を決めるのに期限があるのか、
先生に渡されたプリントを眺めながら思った。
進路を決めた今でも本当にそれでいいのかと思っている
もう時間は限られている、しかし焦らなくていい
必ず自分が生きてきた人生の中にヒントがある。
答えはいらない。
日々の中で夢の断片を拾い集め、
自分だけの一つの夢を見つけたい。
未来なんか見えない
知りたいけど知りたくない
だって面白くない
未来なんて見えない
でも不安になる必要はあまりない
遠い未来を想像するから不安になる
未来なんてただの明日
今日は今日の自分
明日は明日の自分を生きる
私は今日頑張るから頑張れ
見えない未来の私へ
いつだって人は心の迷路にいる。
大小あれど人は1日に3万5千回ほど選択している。
そちらが正解かもわからず、必死にもがいている。
順調な時もあれば、行き止まりもある。
しかし迷路である限り、必ず出口は存在する。
そう思って日々選択し、生きていきたい。
久々の早起き、早々に朝食を済ませ本を読む。
大きく開いたカーテンから差し込む光が反射し、
少し目を細めた君の右手にはぬるくなったティーカップ
静かなこの時間が一番好きだ。