タイミング
この世は全てがタイミング
留学に来て改めて感じた
留学に来ると世界中からたくさんの外国人が集まって教室で勉強する
国も違えば歳も性別もちがう
留学しなければ100%出会うことのなかった人達で溢れてる
みんな違う場所で産まれて今まで関わることなく生活してきたのにある日突然クラスメイトになって友達になる
学期がズレてたらそれだけで会うことはなかったのに
そして学期が終わればまた遠くに行ってしまうかもしれない
でもまた会えるかどうかは分からなくても心はずっと繋がってる
でももちろんいい事ばかりではない
最初の一学期は2歳上のルームメイトから虐められて耐えるだけで精一杯だった19歳の私
勉強しに来たのに勉強が手につかないほどストレスを受けた
電車に乗ってたら自然と涙が溢れて止まらなくなり
泣きながら親に電話したこともあった
それでも私が決めた留学だからめげずに耐えた
次の学期ルームメイトを交換して2人部屋になった関西出身の日本人と関東出身の私
その人とも留学に来なければ会うことはなかっただろう
でも留学先で出会って本当に大好きな友達になった
ある日突然知らない人と一緒に住むようになってストレスないことの方が少ないはずなのにその人とはストレスなく話せた
これもきっと運命
あれもこれも全てがタイミング
虐められたルームメイトと出会ってなければ
次のルームメイトに変わることもなく出会うことなく終わってただろう
時にはタイミングを恨むことはあるかもしれない
でも人生は全てがタイミング
恨んでも恨まなくても何も変わらない
虐めてきた人には言い返さずに耐えていたから今もう一度話すタイミングがあるとしたら
”私をいじめて楽しかった?あなたが私をいじめてくれたおかげで大好きな友達に出会うことが出来たよありがとう”
きっとこう言うだろう
もちろんやられたことに対して言い返すことも出来る
でもきっと私はそんなことしない
大切な人を見つけるための無くてはならない出会いだったから
あのタイミングで私と出会って私をいじめてくれてありがとう
大切な人を見つける手助けをしてくれてありがとう
さようなら
オアシス
私のオアシスはきっと推しだろう
物心ついた時から推しがいた
でもそう簡単に増えることの無い推し
産まれてから好きになったのはアイドル3グループだけ
2番目に好きになった推しはKーPOPアイドルだった
その推しと高校生の時に出会って
物心ついた時から変わることのなかったパティシエの夢が変わったほど大きな存在になってた
パティシエになるための専門学校に入学予定だったのに
入学辞退して韓国留学を決めた
今まで一度も留学なんて考えたこと無かったのに
中学生の時なんて1人で出かけるのも嫌だったのに
そんな私がたった1人で留学に行く決断をした
2番目の推しに出会ってから私の世界は180°変わった
高校生の時推しに会うために応援するためにバイトをしてた
今だって貯金で生活しないといけないのに推しにはお金を使ってる
それはもう後悔したくないから
高校生の時海外のコンサートに行くのは厳しかったから日本に来た時だけ会いに行ってた
でもそれじゃダメだった
ある日突然推しがこの世界から居なくなったから
当たり前なんてない
タイミングを逃すことは簡単
そう感じさせられた日だった
そのニュースを聞いたのは朝起きた時だった
いつも泣かない私がいつの間にか声を出して泣いてた
ただただ信じられなかった
数日前までコンサートで笑っていたから
1ヶ月後には会える予定だったから
当たってたチケットも払い戻し
その日は食べ物も喉を通らず一日中泣いてた
でも学校に行かなかったら空の上から怒られそうで
学校には遅刻していき全ての時間下を向きながら泣いて過ごした
何年経っても考えるだけで涙は出てくる
でも他のメンバーが居てくれたから
みんなが頑張って活動を続けてくれたから私も耐えられてる
まだきっと完全に乗り越えられた訳では無いけど
少しずつ前に進めてると思う
こんなに辛いことがあっても推しが居たから頑張れた
そして前に進めた
今は幸せも感じられてる
今日常生活で辛いことがあっても推しが居なくなってしまったことより辛くないし
辛くても推しの笑顔を見れば心が軽くなる
推しがいてくれる事が私の幸せでありオアシスなんだ
涙の跡
片想いしてる時が1番楽しいって言う人もいるけど
それはその恋が報われたから言える言葉で
報われなかったら楽しい記憶にならない
もちろん楽しかったり幸せだった瞬間もあるけど
報われなかった時その時間が無かったことになるくらい辛い
いつか時間が経った時、失恋の辛さを乗り越えられた時
初めて素敵な記憶に変わるのかもしれない
まだ私には難しいけど