遠くの空へ
私は空が大好きだ
空を眺めてたらいつの間にか時間が経ってるし
空は二度と同じ姿を見ることは出来ない
寂しいようでそこが魅力でもある
雲によって進む速度も色も形も全て違う
その時その時に見える姿を目に焼きつけるかのように
でもこれはきっと人生も同じ
1日1日を大切に過ごさなければいけないかのように
同じ日は二度と来ない
空に手が届かないように
人生で手に入れたいものも全ては手に入らない
空を見上げて進むように
未来を見ながら人生を送れたらそれが1番幸せになれるのかもしれない
!マークじゃ足りない感情
私が君を好きになった日からずっと
学校日行く日が楽しみで
学校に行って君と目が合うだけで嬉しくて
話せたらその日1日ずっと幸せだった
テスト期間の放課後夜まで残って勉強せずに遊んだ日は
付き合えるんじゃないかなんて希望まで持っちゃって
あなたと過ごした時間は”!”じゃ足りないくらい
嬉しくてドキドキして幸せだった
あの時の私にとってあなたが私の頭のほとんどを占めてた
私をそんな気持ちにさせてくれたあなたは
距離ができてしまった今でも私の大切で特別な人
君が見た景色
後悔しない人生のために
物心ついた時から夢があった
その夢もずっと変わることはなく専門学校も高3の夏には合格してた
なんでその夢を持つようになったのかは覚えてもないほど昔から私はこの夢だけを見て前に進んできて
高校では料理部に入部
そしてほとんどの時間部長、副部長として活動した
でも高3の冬
お母さんの一言で韓国留学が視野に入った
でも私は韓国留学をして私は将来何になるの?
韓国留学してその後は?
正直専門学校に進めば勝手に道が開ける
だから自分の将来の景色が留学より見えてた
今まで一度も疑うことなく夢に向かって突き進んできたからこそ未来の景色が鮮明ではない留学を選ぶ勇気が私には足りなかった
そんな私にお母さんは
留学に行ったからってそれを生かす仕事につかなきゃいけないわけじゃない
違う仕事をしたとしても留学が意味の無いものになることは絶対にないから
未来なんて考えなくていいんだよ
あなたがやりたいことをやりなさい
そんな言葉に背中を押されて私は留学の道を決めた
そこからは留学に向けた準備で追われてた
私の家は母子家庭
私がしたいことのためにいつもお母さんは無理してでも私のやりたいことをやらせてくれてた
留学なんてお金のかかることを母子家庭でやらせてくれるなんてほんとに大変なことだから
貯金から始まった韓国留学もいつの間にかもう1年が経とうとしてる
私は少しでも成長することが出来たかな
でも今は前より明るい景色が見える気がする
どんな景色を見るかは本人が決められる。
言葉にならないもの
全て言葉にする人はきっと一人もいない
考えてること思ってることを全て言葉に出す必要は無いし
言葉にならないことも沢山あるからだ
私の片想いは決して言葉にしてはいけなかった
私の好きな人には別の好きな人がいたから
その2人がいい感じになってるのを見て何も言えるはずがなかった
それに好きな人とはまず大切な友達の関係だったからその関係を壊すのが私は怖かったんだろう
ずっと友達でいられればそばにいられるから
もし自分の気持ちを伝えて関係が壊れたら、
もし1度上手くいっても別れたら今みたいな距離の友達に戻ることは不可能だってわかってたから
ただ好きな気持ちを隠しながら仲いい友達を演じるのに私は必死になってた
私の気持ちを言葉にすることはなかったのか
言葉にすることができなかったのか
はたまたその両方なのかもしれない
真夏の記憶
学生の時夏休みが待ち遠しくて終わって欲しくなかった
でも高校に入学して彼と出会ってからは夏休みが嫌いになった
何も無い日に会う約束をできるほど近くにいていい存在ではなかったから
彼には私以外の好きな人がいた
だからその2人を邪魔しないようにでも目の前でいい感じの2人を見てるのはほんとに辛かった
だからと言って告白する勇気もまたアタックする勇気も出なかった
私にとって嬉しくない夏休みが高校3年間のうち2回もあった
逆に休みの日以外は無条件に会えるから学校に行くのが楽しかった
結局夏休みは3年間一度も会うことはなく終わった
でもそんな私にも夏休みの中で嬉しい日があった
それは私の誕生日の日
私の誕生日は100%夏休みと被る
そして仲が良かった彼は人の誕生日を覚えることが苦手なのに私の誕生日を覚えててくれて毎年当日に連絡をしてくれてた
だから夏休み一度も会うことがなくても確実にその1日だけは連絡が取れた
そこから向こうがめんどくさくないかどうかを送る前に考えながらできるだけ長い時間連絡できるように話を引き伸ばしたりもした
今考えたら私は真夏の夏休みでもずっと彼が頭にいた
私の高校3年間はこの彼で溢れていたのかもしれない