「ただ、必死に走る私。何かから逃げるように」
この窮屈な日々から、
常に感じる不安感から、
会社のために搾取される時間から。
私の選択は間違ってないと、必死に走る。
いや本当は、
間違っていないか考える時間を与えないように。
今日も私は、生き急ぐ。
いつの日かの幸せのために。私のために。
#5
「ごめんね」
毎日毎日、重たい身体を起こして、会社に行って。
神経すり減らして、ストレス抱えて。
精一杯生きている自分を、自分自身を、
褒めてあげられなくて、ごめんね。
自分のこと、1番よく知っている私が褒めなきゃ
誰も代わりは居ないのに。
苦しめて、ごめんね。
#4
「月に願いを」
遥か彼方の遠い月を見ていると、
自分がちっぽけに感じる。
私を照らすあの月からしたら、
今の居場所なんて限られた範囲でしかない。
だから大丈夫。
何が起こったって、
生きていれば、なるようになる。
だからどうか。
毎日踏ん張っている私を見守っていて欲しい。
そのぼんやりとした明かりが
私の心の灯火。
#3
「あの頃の不安だった私へ」
いつもと違う道、違うこと、違う人。
いつもが作り上げる安心から外れると、
途端に心が落ち着かない。
だけど、
私が分からないことには、
どれだけ心を配っても、私が分かることはない。
誰にも分からない。
ならばいっそ、考えなければいいのに。
でもそうはいかないのが心。
自分が傷つくようなことを恐れるのは当たり前。
でも振り返れば、
それらの出来事は必ず過去になる。
いつかの私の「あのときの」に変わっている。
きっと大丈夫、なんて言ってもあなたには響かない。
だって、安心できるほどの経験がないから。
自分自身が保証できないから。
だから、魔法の言葉。
なるようになる。
ううん、なるようにしかならない。
時は止まらないから、いずれ進む。
進んでしまえば、ふと気づくとそこは、
「あの頃の私」を懐かしむ私がいる。
#2
「逃れられない呪縛」
私の呪縛は、''自分はできて当然''というレッテルだ。
自分が出来ること、得意なことは限られているはずなのに、
ひとつ出来ないと、私はダメな人間だと錯覚してしまう。
これがプライドというものか。
幼い頃から形成されてきたこの感覚は、
無意識だからこそ逃れられない呪縛として、私に付きまとう。
だから私は自己肯定感も低い。
ありのままの自分ではなく、
あこがれの自分に焦点を当てている。
そりゃ現実の自分とのギャップを感じながら
肯定することができないのは当たり前だ。
この呪縛を解く鍵は、
本物の自分を見つけること。認めること。愛すること。
一生限りの人生。
あの人になり変わるなんて出来ない。
自分を変えることもそう簡単じゃない。
だから、
まっさらな自分を取り戻そう。
そしたら明日はきっと明るい。
#1