あ"ー!!昨日書いてないよね僕!
はぁぁぁぁぁ、毎日欠かさず書こう思ってたのになぁ!
その分書きますよ!気が向いたら!
# 95
「桜!咲季!早く起きないと遅刻するよ!」
そう言われて、時計を見ると時刻は9時。
完っ全に遅刻じゃん!何が遅刻するよ!だ!
「咲季!起きて!完全なる遅刻!」
「んぅ、まじかぁ〜」
「うんまじだから!早く支度して!」
「はぁ〜い。えっと、髪結んで、その間に歯磨くから」
「わかった!洗面台レッツゴー!」
私と咲季は洗面台に急いで行き、支度を始めた。
「今日はどうする!?ポニーテールでいい!?」
「ひぃひょぉ〜!(訳︙い〜よ〜)」
✾
「はい!部屋行って制服に着替えて!」
「了解」
結び終わると速攻で歯をちゃんと磨き、また部屋へ向かった。
「着替えた!?」
「うん、はい、桜のリュック」
黒いリュックを私に渡し、咲季を見るとちゃんと同じ黒いリュックを持っていた。そして、急いで玄関に行き、靴を履いた。
『行ってきます!ママ!』
「いってらっしゃ〜い」
二人で急いで自転車に乗った。
「咲季後ろ乗って!」
「乗った!急げ!」
「誰のせいだと!」
「ほら、あと二十分で体育だよ」
「まじか!ちゃんと掴まっててよ!」
「うん!」
あまりやってはいけないが、二人乗りをして学校まで急いだ。
「桜!下り坂が来る!もうスピードで行こう!」
「りょーかい!!」
下り坂になった瞬間にペダルから足を離し、風に身を任せた。
「いつも歩いて行ってたから偶には自転車もいいね!」
「確かに!風やべ〜」
「次も二人乗りで行こう!」
「流石にやばいでしょw」
下り坂を自転車で下りながら二人で学校へ行った。
# 94
最近♡押してくれる人少ない....。
全然書いてなかったからかなぁ?
此れでも頑張ってる方なんだけどなぁ。
あと90で1000だから誰か協力してー!!
最終手段.....
これを見た人は必ず♡を押して行けやがれ下さい
Tiktokでこういうのよくあるよね
# 93
はぁ〜〜〜、HR長すぎでしょ...終わったと思いきや、先生に呼び出されるし。
.....,音楽準備室で休んでから帰ろ。
下駄箱ではなく、音楽室に行くため踵を返した。
音楽準備室は確か此方だったはず....階段を下り、丁度右に曲がったところにあった。
音楽準備室。
そう書かれてる部屋に入った。
音楽準備室は私が高校に入ってから、元々のサボり癖も有り、教師から隠れる為に使ったり、人と関わるのが面倒臭い時などに活用している。
今日もいつも通り窓の縁、丁度人が1人座れる所に座り本を読んだり、偶に外を見ながらして休んだ。
30分経った頃だろうか、音楽室のドアが開く音がした。だが、どの教師陣も放課後は此処に来ないと分かっていた私は、ドアを開けた人は生徒ということがわかった。
カタンと音がなると、隣の音楽室からピアノの音が鳴り響いた。
少し好奇心が芽生え、窓の縁から降りようと思ったが、手が滑り落ちた。
其の音が聞こえたのかピアノの音が止んだ。
ピアノの音とは別に此方へ来る足音が聞こえた。
音楽準備室のドアが開けられると見覚えのある奴が入って来た。
「すげぇ音聞こえたけど大丈夫か?」
「....平気」
そう言いながら立ち上がった。
「手前はこんな所で何してたんだ?」
「担任がウザくて話の途中に逃げ出して来た」
どうせなんか言われるのだろうと少し身構えたが、そんなことはなかった。むしろ今迄言われてきたのとは正反対のものだった。
「俺も逃げて来たんだよ。同じだなニコ」
「そうだね」
「そういや、手前の名前は?」
「私?楠木奏、君は楠木凪音だよね?」
「なんで知ってんだ?」
彼は何故か警戒するように私を見た。
「音楽の界隈では有名だよ。楠木凪音、どのピアノコンクールでも必ず3位以内には君臨できる天才ピアニスト。そしてバイオリンのピアノ伴奏でも活躍していて、楠木凪音が伴奏を弾いたバイオリニストは必ず1位になれる。此の常識といえるものを知らない人なんて音楽家失格だよ」
私が言い終わると唖然とした顔をしていた。あまりにも間抜けな顔だったので、笑ってしまった。
「なんで笑ってんだよ!」
「ごめん、君の顔が間抜けすぎて笑ってしまったよ」
「じゃあ、次は俺の番だな」
「どういう事?」
疑問に思っていると楠木凪音は口を開いて喋り始めた。
「楠木侑、小学生の頃からずっとどのピアノコンクールの1位を奪い取り、其れは中学生になっても変わらず、一部のピアニストからは時々嫌がらせを受けていたが、そんなことも気にしなかった。だがある日突然楠木侑はコンクールに出ることはなく、その後のコンクールにも顔を出さなかった事から今では海外に出たと噂されている......手前も随分と人気者じゃねぇか」
「確かに私はピアニストだったね、だか其れも昔の話、掘り起こしても仕方ないだろう?」
今、自分が自分が笑っているのか、怒っているのかわからない。それくらい今の話は私にとっては聞きたくない話だった。だが、平常心を保って答えた。
「そんな事言ってるけどさ君の音は本当に本気で弾いてるの?どう聞いても駄目な音にしか聞こえないけど.....嗚呼、もしかしてスランプ?その理由は...人間関係か」
「なんで、わかった?俺が今その状態だって」
「元ピアニスト舐めないでくれる?弾いてる音を聞いているだけで、どんな気持ちなのか分かる。いや、どの音楽家でも、わかる。今、君の音は満足できてない」
わかってる、とでも言いたげな顔で私の顔を見ていたが何かを言う気力もないのか、下を向いてしまった。
「君の奏でる音はそんなもの?昔の音はどうしたの?」
「わからない、其れを探すためにここで弾いてんだよ」
「なら、心優しい私が其の手助けをしてあげよう!」
「は?本気で言ってんのか?」
「言い忘れてたけど私君の事ピアニストとして好きだから」
「はぁ!?」
なんやかんやあり、楠木凪音の音探しが始まった。
# 92
無理難題
# 91