おと。

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8/11/2023, 4:34:52 AM

此処は私がたどり着くべき場所だった

此の駅の名は....

# 90

8/9/2023, 1:24:00 PM

「どうして貴方のお姉ちゃんは勉強も運動も出来るのに貴方は出来ないの?」

逆にどうしてお姉ちゃんと同じでいなくてはならないの

「お前ってほんとに彼奴と姉妹?」

知らないよ、役所に行って聞いて来な

「お前に良いとこなんて一つもねぇじゃんか」

其れは貴方も同じでしょ

「あんたなんか産まなければ良かった」

俺も貴方の子供になんて生まれたくなかったよ

「お前なんて死ねば良い」

出来ることならそうしたいよ

「お前が妹なんて恥ずかしいわ」

俺もこんな性格の悪い姉の妹なんて恥ずかしいわ

          ✾

「君はほんとに此の儘でいいの?」

どう足掻いても変わらないから仕方無い

「そんなの誰が決めたの?」

俺自身

「私は君に生きててほしいよ」

簡単に行ってくれるなw俺のこと何も知らないくせに

「これから知る為に生きててほしい」

人はどうせ裏切る生き物なんだ

「私は君を裏切らない」

どうせ上手くいかねぇよ...さっさと失せろ

「上手くいかなくたって良い、其れが友達さ。私は君を知る為に生きる、そして君は私を信頼するために生きるどうだい?」

俺はお前を信用しない

「どうして?」

友達?信頼?生きる?何だよ其れ!手前のエゴを俺に押し付けようとすんじゃねぇよ!

「なら君は!何故そんなにも苦しそうな顔をしているのだい?普通なら感情なんて無い筈だ」

じゃあ、教えてくれ....生きるってなんだ?信頼ってなんだ?友達ってなんだ?

「友達は互いを信用し、一緒にいて楽しいって思える存在の事だと私は思ってる」

そんな奴いたこともねぇよ

「次、信頼とはこの人になら頼っても良い、話しても良いと思える相手のことだと思う」

.................

「最後、生きる。其れは人それぞれなんだ。家族の為、自分の為、推しの為、仕事の為......だが、此れ等が無い人は大抵直ぐに命を手放してしまう。何故なら、生きる理由を失ったから。まさに君がそうだろ?」

たしかにそうだ、俺に生きる理由も友達も信頼出来る人もいねぇ......だが、なんでだろうな手前には話したいって、思っちまう

「ほらね、上手くいかなくたって良いんだよ?こうして信頼出来る人が一人でもいれば人は無敵だ」

嗚呼、仕方ねぇから生きててはやるよ

「やった!有難う!」

上手くいかなくたって良い...か。でも俺は上手くいかなすぎたなぁw

# 89

8/8/2023, 1:28:27 PM

蝶よ、僕にもその羽根を下さい
   (自由になりたいから)
花よ、僕を君の代わりにして下さい
   (早く死ねるから)

# 88

8/7/2023, 9:42:24 PM

「君はいつか幸せになれる」
そう言われて、其れを信じ続けて頑張って来た。
けど、僕が幸せになれる事はなかった。
ほら、だから言ったでしょ?
最初から決まっていたんだよ、僕は幸せになれない。

# 87

8/6/2023, 12:26:53 PM

「ねぇ、見て!今日めっちゃ晴れてるよ!」
........あれ?誰も返事してくれない。
どうして返事をしてくれないの?
どうして僕を見てくれないの?
昔みたいに僕を見てよ!!
...そもそも僕は誰に言っているの?
家族も友達もあまつさえ親族が誰一人いないのに..........はは、とんだ戯言だ。
「どうしたの?また一人になってるの?クス」
「五月蝿い」
「君に太陽の下は似合わないよ。君には月の下、いや、闇がお似合いだ」
「黙れ黙れ黙れ!!!僕は僕..は!」
「太陽の下を堂々と歩いて良いのはね彼らだけ。君には其の権利は何一つない」
「違う!彼奴等はちゃんと私を見た!太陽の下を歩いた良いようにしてくれた!」
「そんなの嘘だよ。今僕が目の前に現れた事でそれは消滅された。お前は明日から孤独だw」
「私の仲間はお前みたいにそんな事しない!」
「そうか、ならばこれからも精々苦しむんだな」

           ✾

「起きて下さい!東雲さん!!」
「んぇ?」
「全く、寝ないでくださいよ」
夢だったのか。其の割には現実味があったな。
「其れと、大丈夫でしたか?」
「どうして?」
「大分魘されているようでしたので夜桜さんに起こせと言われたんです。大丈夫ですか?」
「嗚呼、少し嫌な夢を見ただけだ。問題無い」
そうか、あの夢なら現実世界で魘されているのも仕方無いか。でも彼奴は何なんだ?
「東雲、大丈夫か?」
「嗚呼、平気だ」
「そうか?其の割に、顔が真っ青だが」
「なぁ、夜桜?」
「ん〜?」
「私は太陽の下を歩いていてもいい人間か?」
「どうした急に」
「私は本当に此処に居ていいの!太陽の下を、みんなの隣を歩いていていいの!僕なんかが此の世にいていいの!本当は闇に浸っていなければ駄目だよね!もう、わからない!どうすればいいの!どうすれば___」
「東雲!落ち着け!」
肩を勢いよく掴まれて我に返った。
夜桜の様子を見る限りそうとう取り乱してしまったようだ。
「悪い、忘れてくれ」
そう言って席を立ち自分の椅子に向かった。
「なぁ、東雲。俺はお前太陽の下を歩いて欲しい。誰に何を言われたかは知らないが、お前と一番長くいる俺が言うんだ。俺を信じろ。知らん奴の言葉なんかに惑わされるな。お前はそんな単純じゃ無いだろ」
「有難う、夜桜。太陽の下を歩ける自信がまたついた」
「それは良かった」

# 86

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