「だーかーら!一人でいさせろって言ってんだろ!」
「はぁ!?此方は君の事がほっとけなかったから話しかけてあげたじゃんか!」
「抑々!喧嘩してるやつに話しかけるやつなんていねぇだろ!」
「ここにいるし!」
俺等は今、大喧嘩中。
理由は彼奴と喧嘩して部屋に籠もってから漫画をずっと読んでいたが、途中でさっきの事も無かったことのように入ってきた彼奴に対して、俺はさっきの事で一人でいたくなったのに、構わず話しかけてくるからだ。
「....わかったよ!一人でいたいんでしょ!じゃあ私は二度と君なんかに話しかけないからね!」
「勝手にしろよ!」
# 80
君の其の綺麗な目には何が見えているのかな。
きっと私と違ってカラフルに見えているんだろうね。
# 79
嵐が来た。
と言っても大雨とかそういうものではない。
じゃあなんだ、って?
其れは__
「てんめぇ!逃げんじゃねぇ!」
「いやいや、逃げるでしょ〜」
「止まったら殺すから止まれぇ!」
私は今此のとても怒っている幼馴染みから逃げている。
この嵐が止むまで最低でも夕方まで逃げないと何だよ?私が落とし穴を学校のど真ん中につくったら丁度彼が落ちてしまってね。
通った彼が悪いのに、だよ?
「まだ死にたくないから止まれないよ〜だ」
「無っ駄に良い運動神経しやがって」
「褒めてるの〜?」
「褒めてねぇ!取り敢えず止まれや!」
「殺すんでしょ〜?だったら矢駄〜」
今日は6時くらいまで嵐が止みそうにないね〜。
捕まったら非道い目見るから逃げ続けます☆
では!!
# 78
思いつかない日ってあるよね?(圧)
# 77
ふと目を覚ますと、とても豪華なベットの上にいた。
体を起き上がらせて周りを見た。
僕は病院のベットにいたはずだ。でも、ここは知らない場所....嗚呼、死んだのか。やっと死ねた。
病気になってから自殺をしなくてすんだため、ずっと前から死を待っていた。
其れが今日だったようだ。
「お!目覚ましたか」
突然僕の目の前に人が現れた。
「貴方は誰なの?というかここは何処?」
「俺は中原文也、人間界だと神という存在だな」
「ふ〜ん」
「驚かないんだな。普通の奴は全員驚くんだかな」
自称神様の文也はペラペラと人の顔も伺うこともせず、喋っていた。
「其れで?神様が僕に何の用?」
「いや、唯気に入ったから連れてきただけだが?」
「そんな事していいの?」
「まぁ、俺は神だからな」
自信満々に言われた。
すると、ドアがいきなり空いた。
「文也様!何していらっしゃるんですか!?」
「おー!この人間気に入ったから連れてきただけだぜ」
「まぁ、いいですよ。僕はこれで失礼します」
急に入ってきた人は直ぐに部屋からいなくなった。
「そういや、お前の名前は?」
「津島治、18歳」
「治、お前も今日から神だからな?」
「はぁ?嫌だよ」
「若しならないなら、俺の補佐な」
「ずる、でも君なんかの補佐は嫌だからなるよ」
「よし!偉い偉い」
頭を撫でられた。
「子供扱いしないでくれない?」
「俺22歳だが?そしてお前は18歳子供だ」
「神様のくせに若くない?」
「最近なった」
突然目の前に現れた神様は僕に神になれと強制した。
だが、前の生活に比べたら此方のほうが幾分かマシかもしれない。
# 76