羊と猫の冒険

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1/17/2024, 12:43:45 PM

木枯らし


木枯らし吹くとき
交通事故で亡くなった
男の子を思い出す。
知り合いの友達。
だから顔も知らない。
名前も知らない。
知り合いがとても哀しんだ
ことだけ知っている。
花が添えられた道を通るとき
顔も名前も知らない男の子へ
手を合わせる。
木枯らしが吹いて
花が微かに揺れた。

1/14/2024, 1:01:25 PM

どうして


どうして、こうなったのか。
頑張りたくて頑張ったから。
だから、こうなった。
どうしても、やり直しても
同じ路を行く。
だから、やり直せたとしても
同じ路に来る。
これでいいのだ。
このまま進めばいいのだ。

1/9/2024, 1:15:14 PM

三日月


三日月の

うかぶ夜空に

見惚れては

涙でかすむ

冬のおぼろ月

1/8/2024, 3:16:49 PM

色とりどり


しばらくは買わないって言うてたのに。
娘が、またセーターを欲しがった。
ピンクのタータンチェック柄。
紺と黄緑のアーガイル柄。
オレンジのストライプ柄。
その他多数のセーター類のなかに
何柄かの緑のセーターが追加された。

インドア派の娘でも、どんな天気で
どんな気分でも、カラフルなセーターを
着れば、前を向け、立ち上がり、外に
出歩きたくなるそうだ。


土埃に染まった町が、またカラフルに
色付くことを願います。。

1/7/2024, 3:39:22 PM



音もなく降ってきた白い雪が
黒いアスファルトに触れて溶けていく。
純白の雪の上を歩いたら
土混じりの足跡が残った。

雪は喜と哀を一緒に連れて来る。
雪は、人の心に触れて跡を残す。



こうやって、お題に沿って変わらず
投稿する毎日。
こういう日々が当たり前ではないと
被災された方を思うと複雑だ。
余裕のある生活ではなく、将来への
不安もある。でも今は、布団の中で
ケータイを片手にお題と向き合って
いられる。まわりの災害を他人事と
思えず、かと言って自分事には辛す
ぎてできず、あえて距離をおいてし
まう。
何を祈ればよいのかもわかりません。
名無し顔無しのこの場では、そんな
グルグルした胸の内をそのまま言わ
せてもらいます。

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