「風のいたずら」
風は時々いたずらをする。突然、強い風が吹き、物が飛んでいく。確かに、風が強く吹くと、物が散乱したり、物がなくなったりすることがあり、困る。しかし、受験生の私には「風」よりも「風邪」の方が脅威だ。なぜなら、勉強できる時間が減ってしまうからだ。受験まで一カ月を切った私にとっては「風邪」にかかるというのは大問題なのである。
「あなたのもとへ」
何故かはっきりしないが、突然憂鬱な気分になることがある。こういう気分になるのは、大体自己嫌悪に陥ったり、誰かとトラブルがあった時だ。しかし、理由もなく憂鬱な気分になることがある。それは大体一人の時だ。いつもは主観的にしか見えていない自分が客観的に見え、「自分はこのままでいいのか」と自問自答する。私は根暗なのかな。あなたのもとへ行ってこんな気持ちを吹き飛ばしたい。
「冬休み」
冬休みは面白くない。それには2つ理由がある。まず1つ目は塾だ。受験生となれば、冬休みは冬期講習でほとんどの日が潰れ、休みの日がどっと減ってしまうのだ。この時期に勉強に本腰を入れなければいけないのは重々承知なのだが。続いて2つ目の理由は友達に会えないことだ。LINEやInstagramでやりとりができるとはいえ、実際に会って話すことがないので、楽しくない。学校が友達との対面での対話をできる良い場所だと改めて思う。もう日付が変わっている。そろそろ寝ようか。
「変わらないもの」
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。平家物語の冒頭部分。最近、日本人の美的感覚(もののあはれ、無常感)を知ったので載せておく。
「イブの夜」
12月24日。クリスマス前日。私の明日の予定は塾に行って、勉強する他にない。好きな人と過ごせたのならどれだけ良かったのだろうか。チャンスはあったはずなのに、私には勇気が足りなかったみたいだ。クリスマスに好きな人とだなんて普通に考えたら有り得ないのかもしれない。そうやって納得したい自分がいる。こんなイタイことを書くほど私はクリスマスを好きな人と過ごしたいと思っていたのか。