すずか

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7/31/2022, 1:23:34 PM

「だから、一人でいたい。」

忘れてしまいたい

あやふやな態度のまま

私を

好きだ、とも

愛してる、とも言わない

そんなあなたを

時間が忘れさせてくれる?

いいえ

記憶が薄らいだとしても

きっと心の中は

あなたでいっぱいだ

簡単には消えやしないの

だから、一人でいたい

あなたを ひっそりと

想い焦がれて涙にくれる

寂しい夜を過ごそうとも

何故か胸はあったかいから

そう あなたは

愛が何かを教えてくれた

私が最後に愛したひと









7/30/2022, 1:35:34 PM

「澄んだ瞳」

孤独を抱えた君は

何故か澄んだ瞳をしてた

君の腕の中

安らかな寝息をたてている 孤独達

とても安心しきった顔だった

僕の顔は何故か歪みきっている

不意に君が手を伸ばす

迷う 僕 

躊躇う 僕 

幾度となく繰り返された問答

華奢な君の腕 か細い指先

その姿 凛として

恐る恐る はじめて触れる君に

何故か恥じらいを感じてしまう

はじめて僕を認めて受けとめてくれる

その準備はもう できたようだ

迷わず僕は君の腕の中に身を委ねる

僕を抱いた君は

澄んだ瞳をしていた





7/28/2022, 3:11:31 PM

「お祭り」

賑やかな空気が
終わりを告げようとしている

人混みが次第にまばらになっていく
少し寂しい祭りあと

少し背伸びして着てみた浴衣
ぬるい風が頬を撫でる

泣いてなんかないよ 大丈夫

クラスのみんなで一緒に来た夏祭り
少しばかり君の反応に期待していた
けれども君は素知らぬ顔で

あぁ、馬鹿みたいだ私
寂しいのは私の心なのだ

とぼとぼと帰る帰り道
夜道に浮かぶシルエットが
いつの間にか二つ重なる

無言で君が隣に並ぶ
照れくさそうに小声で
浴衣が似合ってる
そう言って走って行ってしまった

あぁ、胸が太鼓のリズムを刻む
それはこれから始まる
恋のお祭りを告げるものだった













7/27/2022, 1:37:15 PM

「神様が舞い降りてきて、こう言った」


空を眺めてた

蒼い 碧い 空に白い雲が
ふわり また ふわり

まるで
太陽を両翼の翼で支えているみたいに

白い雲が黄金の翼になっていく

まるで 神様みたいだ
メルヘンちっくな考えが浮かぶ

そんな空を見て
神様が舞い降りた、と昔の人は
思ったのだろうか

今ならその気持ちわからなくもない

優しい光に頭を撫でられて
自分が望む言葉を降り注いでくれるんだ

たとえば

よく頑張ったね、とか

神様が舞い降りてきて、こう言った

時には そんな空想に
頼りたくなるときだってある

そんなメルヘンちっくな思考回路に
現実逃避したくなるときも
たまにはあっても
いいんじゃないかな




















7/27/2022, 3:53:41 AM

「誰かのためになるのなら」

道化を演じることで

誰かのためになるのなら

それでもいい

なんて

そんなバカげた事はないんだよ

嗤われたら怒りをぶつけてもいい

誰かのため を

考えるよりも

まずは自分のためを

一番に考えてよ

憤りに蓋をせずに


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