「澄んだ瞳」
孤独を抱えた君は
何故か澄んだ瞳をしてた
君の腕の中
安らかな寝息をたてている 孤独達
とても安心しきった顔だった
僕の顔は何故か歪みきっている
不意に君が手を伸ばす
迷う 僕
躊躇う 僕
幾度となく繰り返された問答
華奢な君の腕 か細い指先
その姿 凛として
恐る恐る はじめて触れる君に
何故か恥じらいを感じてしまう
はじめて僕を認めて受けとめてくれる
その準備はもう できたようだ
迷わず僕は君の腕の中に身を委ねる
僕を抱いた君は
澄んだ瞳をしていた
7/30/2022, 1:35:34 PM