7/1/2025, 7:43:59 AM
「カーテン」
カーテンの向こう側から、すずが寝転びながらこちらを見ている。
正確には、見ている気配がする。私は今カーテンに背を向けて作業をしているので直接見えないが、先程そちらに向かうのを目撃していた。彼女の行動パターンはよく知っている。
気位の高い彼女は、構われたいときもおねだりをすることはない。カーテンは人質のようなもので、私に取引を持ちかけているのだ。
仕方ないなあ。私はもう少しで終わるはずだった作業の手を止めた。
「ほら、おいで」
振り返ると予想通りすずはこちらを見ていて、目が合うと、満足げに一声鳴いた。
3/31/2025, 3:13:44 PM
「またね!」
門限を破ってでも得る刹那より永くあなたと居たいからまたね!
3/30/2025, 5:46:15 AM
「涙」
卒業式で泣けなかった。小中高、大学まで全滅。
楽しさもつらさも涙に変えて、前に進める人は羨ましい。
私の感情は雲のまま、肺のあたりに停滞中。
3/25/2025, 2:24:04 PM
「記憶」
夢と区別つかなくなるほど曖昧な、だけど確かに私のしるべ
前世とか憧れている。とか言ってすでにつらくてめげそうなのに
3/24/2025, 3:40:06 PM
「もう二度と」
「もう二度とありませんように」っていう祈りに似せたトドメの一撃