もういい歳なのに、はしゃいでしまうのは仕方がない。お前とバイクで競走できる今が楽しすぎるから！

お前に抱きつく、夢でないことを確かめるために。
互いに存在していることは奇跡であり、相棒達の贈りもの、お前が死んでしまってから枯れていたはずの涙が溢れた。

一度目は失った、二度目は明日も分からぬ日々にいた、だからこそまた会えるのがただ愛おしい。

お前の墓前に立つ、考えてしまうことがある、俺は泡になって消えたい。
そうすれば、生きているかもしれないと希望が持てるだろう？

うだるような暑さ、新しい仕事の信用アップのため走り回った後、ふと士官学校時代を思い出し、あの時の事を大切な宝物のように話すお前を思い浮かべた。
ああ、暑さのせいにして会いに行こうか。