#59 優越感、劣等感
時々急にね、
暗いこと考えてどんよりしてる。
自分で自分が面倒くさいと思うよ。
でもさ、卑屈なこと言っても、
何にも解決しないからね。
踏み締めて立つよ。
持つべきは達成感だと思う。
次に進めるように。
優越感も劣等感も本質は同じらしい。
他と比べなければ生まれない感情だものね。
人間なんて全部発展途上なんだから
どれ並べたってどんぐりの背比べだ
考えて考えて、
そう結論づけた私はスマホを投げ出した。
#58 これまでずっと
そうしてきた
何をされても
何も言わないと
決めたのは自分だから
だからって
許してる訳じゃないんだよ
ただ、そっと
蓋をして隠しておくだけ
心は移り変わる
だから
覚悟を新たにして
これまでずっと
これからもずっと
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言わないと思いながら、
こうして何度も綴ってしまう。
本当は誰かに聞いて欲しいのかな?
でもね、いい加減、
この話題を書くのはやめよう。
言わないと決めたなら黙しておくべきだ。
#57 1件のLINE
©︎とか無いんだなぁ
こう言うことには詳しくないのだが
そもそも必要ないのか?
それとも向こうから免除が出てるのか?
法律相手だと調べる気になれない。
それは、それとして。
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もう随分前のことだ。
親しくしている友人から
「好きです」
と、それだけ。
何の脈絡もなく届いた。
嫌悪感はないものの、
そんなつもりで接していた訳ではなかった。
恋愛経験の少ない私は返事に困り、
アタフタしているうちに
「酔った友人の悪ふざけだった」
と、更に届いた。
そうかと乗っかるしかなかった。
何か一つ、道が違えば。
今とは全く違う未来を歩んでいたはずだった。
しかし結局、その友人とは疎遠になり、
恐らく会うことも話すこともないだろう。
見えない電波は、見えない道を通って
行くべきところへ行く。
私たちの間を通らないだけで。
#56 目が覚めると
夢見の悪さから逃れたくて
必死に目を開ける。
午前2時。
いつもの時間だ。
夏風邪を引いたのを治すため。
空いた時間を睡眠に充てていたせいで、
睡眠不足までもが解消されてしまったようだ。
普段あえて早く寝る努力を怠っていたのは認める。
眠りに落ちていく最中の
突然水から引き上げられるような
苦しさを伴った目覚めが嫌で
さて、少し体を起こして仕切り直そうか。
冷たい水でも飲めば気分も晴れよう。
#55 私の当たり前
毎日同じことを繰り返す
それを『退屈』と捉えるか
『安定』と捉えるか
ただ、子どもを相手にしていると
『当たり前』なんてものは存在しないと
伝えておきたい
昨日出来たことを忘れ
苦労していたことが突然解決され
かと思うと逆戻り
目まぐるしい変化の中
生活リズムは崩さぬように
過干渉にならず
さりとて放任せず
塩梅に頭を悩ませながら
そうしているうちに、いつの間にか
子どもが成長していることに気づき
次の段階に進まなければならない
そんな生活を18年続ける
見返りを求めることは許されない
お願いだから
それを安易に『当たり前』の一言で
片付けてくれるなよ
もし、今
毎日が同じことの繰り返しで
面白くないと感じているなら
それだけ成長したんだと
考えてみてほしい
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久しぶりに来たらね、こんなお題。
常識、社会的風潮、ローカルルール。
色々な所に『当たり前』は転がっていますが。
「ありのままを受け入れる」とは
「自分の当たり前」と異なる物事や
移り変わることそのものを
難癖つけずに許容するということです。
色んな『当たり前』があるね、って
増やしていくだけの話かもしれませんが、
人間、考えずにはいられないもので。
結局、自分の中の『当たり前』を
『そうじゃない』んじゃないかと
疑い続けることになります。
それはね、大事なことだけど
つらいことでもあると思うんですよ。