初恋の日
今までの人生の中で一番胸が熱く高鳴った日
貴方の隣を歩けたら、どんなに幸せだろう。
髪も声も顔も性格も全部が輝いて見えた。
でも、それもみんな昔のこと。
貴方に、恋人がいなかったら今私はこんなに泣く事無かったのかな、、
ねぇ愛してるよ。
好きじゃないなら、
私に優しくしないでよ。
冷たくしてほしいわけじゃない。
でも、優しくしてほしい訳でもないの。
我儘かもしれない、けどあなたに優しくされるたび心の何処かから崩れて、あるはずも無い希望を抱いてしまうから。
諦めたいけど、諦めれない。
こんな恋辞めてしまいたい。
きっと貴方が私を拒否すれば諦められる、だから、好きと伝えることにする事にするよ.
「好きです。ずっと前から好きです。」
涙をこらえて言う私。同性なのに、、何でそんなに笑顔なの?
「よろしくお願いします」
えっ?何で?叶わないはずだったのに叶っちゃた、、えっ??
それから6年経った今、私の隣で指輪を大事そうに握って寝てるのは、私に、恋を教えてくれた人です。
「同性愛」「両想い」
「恋している人頑張れ!!!」
生きる意味
大好きな友達の笑顔を見るため。
そして、友達、じゃなくて、恋人と呼べるようにするため。
このくらいの理由で充分。
「今日の心模様をテーマに絵を描きましょう。」
一風変わった見た目をしている先生が言う。
私は、美術好きだ。自分の世界に入っても誰にもとめられず、自分に正直になれるから。
その日もいつも通り描いた。はずだった、
何故気づけなかったんだろう、
何で違和感を抱かなかったんだろう
あの人はいつもの人じゃなかったことに。
あの時、カウンセラーの人だと気づいていればこんな部屋に閉じ込められることも無かったのかな。自分に正直になれる、と言うのは反対に絵に嘘はつけない、奥底の闇を見透かすこともできるということ…、
はぁ、あとちょっとでヤレタカモシレナカッタノニ。
私は、美術が好きだった。
雫がきらめく貴方の目元にそっと親指をおき雫が溢れないようにすっと拭き取る
普段からは想像できないほど弱った貴方
ずっとずっと我慢してたんだね。
貴方が沢山笑うのは、涙をぐっとこらえるためだったんだね。私、酷いや。好きな人をこんなに泣かせちゃった、最期は、二人共笑顔でお別れしようと決めてたのに、
あぁ、看護師さんたちが慌ててる、
私、終わりそうなんだね
でも、良いよ最期に貴方の顔見れたから…
そんなに泣かないでよ、笑えなくなるじゃん
大丈夫だよ。貴方は、強いから。私以外の人と幸せになってね。
もしも、貴方が泣いてたら神様でも何でもぶっ飛ばして転生でもしてあなたのこと助けるからね。その時は、おかえりって言ってね
じゃあ、逝ってくるね、