あのときの、魔法はまだわたしのなかに残っているだろうか。
なんでもできる気がして、どこからともなくエネルギーが湧いてきて、怖いものは何もなかったあのときの。
またあのときの魔法をかけて、夢をみる。
濁ったフィルターが少しずつとれていく。
懐かしい、希望に満ちた世界がそこにあった。
_______________________夢見る少女のように______。
宇宙のように無限に広がる不安のなかでも、希望が眩しい光を放って、確かにそこにある。
その光が消えそうになったときは何度もあった。
その度に、諦めなかった。
どんなことがあっても、希望の光は絶やさなかった。
その光は、今の自分の場所と、これから向かおうとしている場所を照らしてくれた。
さあ、準備はできた。
_________________________________ さあ行こう___。
水のなかの空。
空を切り取って、貼り付ける。
貼り付けたら、世界が2つになる。
現実と鏡のなかの世界。
静寂を破ったのは、鬼ごっこをしている子どもだった。
先頭を走っていた子どもが、水たまりに気づかずに突っ込んでしまう。
まるで、靴が濡れたことなど気にしていないように、友達とら笑い合いながら、走って通り過ぎていく。
静かに波打つ水たまりに、また空が映った。
______________________水たまりに映る空_________。
わたしのこの気持ちはなんだろう。
湧き上がってくるこの気持ち。
瞬きのように、君はぱっと現れて、そして消える。
消えるけれど、漠然とまた会える気がする。
そして、当たり前のようにまた君が現れる。
君はきっと、わたしが隠しておいたあのときの”なくしもの”なんだと思う。
恋でも、愛でもない、この気持ち。
_________________ ______恋か、愛か、それとも___。
わたしは自分と約束した。
いつかきっと幸せになると。
でも、その約束は叶わなかった。
なぜなら、もうすでに幸せだから。
雲に隠れてみえないだけで、確かに月がいつもそこにあるように。
幸せのカタチはたくさんあるから。
世間一般の”幸せの型”にはまるような幸せを探すのはおもしろくない。
どうせなら自分が、みんなが、わくわくすることを精一杯やりたい。
わたしの人生は、一度だけの人生だから。
_____________________________________約束だよ。_