9/24/2024, 10:48:22 AM
―形の無いもの―
「形の無いものだって
大事にしたいじゃん」
泣きながら
君はそう言って
手でしかくをつくって
あの日僕と見た秋桜畑の景色と
僕をフレームにいれた。
君には秋桜と
寂しげな空しか見えてないのだろうけど。
僕の涙は……
見えて欲しくないかな、、、
9/23/2024, 10:37:55 AM
―ジャングルジム―
どこに手をかけたって
上には届くはずなのに
あの頃は
遠回りしたかったんだよな
手に着いたツンとした鉄の匂いは
今はお金を握った後に
思い出すくらいだもんな
こころを
ジャングルジムの檻に
置いてきたのかもな
9/22/2024, 12:44:43 PM
―声が聞こえる―
声が聞こえる、
君の声が、
私が初恋した、君の声が、
その声が私に向けて―
ではなかった。
君は優しく違う人を
そっと、
自分の方へ寄せていた。
だよなぁ、と
切ない笑みを浮かべてその場を去る。
その瞬間、
時空が歪むような感覚がする。
頭にさっきの画像が
張り付いて
ぼやけて
私は瞳を開いた。
朝5時半。
濡れた枕から起き上がる。
今は君の声も
忘れてしまった。
9/21/2024, 2:40:32 PM
―秋恋―
私は
とても心が広くて、
爽やかで、綺麗で、
素敵な景色を見せてくれる
君に恋をした。
でも、
いくら頑張っても
君には届かず
気づけば
君との間にある空気は
冷たくなっていた。
そして、
私は君を忘れるために
赤く染まってしまった。
9/20/2024, 1:39:09 PM
―大事にしたい―
身体に障がいがある人は言っていた。
「自分で出来ることは自分でやりたい」と。
これは障がいが無くても、きっと同じだろう。
人を助ける、大切にする、とはどういうことだろう。
それは、お互いのことを知るところから
始まるのではないか。
自分の個性を大事にすることは
きっと、
相手との関係を大事にすることに繋がる。