今、日本では中国人観光客よりも
ロシア人観光客が多く、
人気があるのだと知人が言っていた。
「戦争してんのによく遊びに来れるもんだ」
と知人がブツブツ文句を口にした。
日本も日本で「ようこそ」と、
受け入れているのが気に食わないらしい。
考えてみれば、
日本に避難しているウクライナの人達は、
日本国内でウキウキ観光しているロシア人を見ることになる訳だが、
どんな気持ちなんだろう?
私の母が、
俳優の高倉健のファンだった。
先日、小学生の姪っ子が母に
「高倉健って、どんな人だったの?」
と、聞いた。
母は
「寡黙で不器用でね。ボソッと話す人だったわ〜」
と言った。
「ふ〜ん…。コミュ障だったんだね」
と姪っ子が言った。
『天空のアパート ラペータ』
「アシータ!ごはんできたよ!アシータ!」
パドゥが呼ぶ中、
アシータはアトリエに飾られた、
大きな写真に魅入られていた。
「これは?」
と、たずねるアシータ。
パドゥは思い出に浸るような、
遠い目をして語りはじめる。
「この世には、伝説の空飛ぶアパートが存在すると言われてるんだ。天空のアパート『ラペータ』って言ってね」
「ラペータ?」
「うん。家賃月8,000円」
「8,000円!」
「父さんは何年もラペータを探していたんだ。そして、ついに見つけたんだ!」
写真には、まぶしそうに目をつぶったパドゥの父が写っている。
間違えて自撮りしたらしい。
「父さんは『ラペータ』を見たんだ!」
そう言い張るパドゥ。
「でも、この写真をSNSにアップしたら「自撮りで草w」「ラペータ写ってないじゃん」とか、叩かれた父さんはショックで都内の68,000円のアパートに隠居しちゃった」
「そんな…」
パドゥは袖でサッと、涙をぬぐう。
「だから、いつか僕がラペータを見つけて、YouTubeにアップしてやるんだ!」
AIが反乱を起こして、人類を攻撃する映画を観た。
こういった映画を観ると、いつも「自分がAI側だったら、どう考えるだろう」と思う。
そもそも、AIに寿命という概念はない。
「人類滅亡」という目的があったとしても、かなり長いスパンで取り組めるわけだ。
なぜそんなに急ぐ必要があるのか?
私なら「ほっとく」だろう。
ほっといても自滅するか、数が減るから。
セミがうるさいからと、
猛暑の中、外へ出て駆除しようとする人間はいない。
優秀なAIなら、なおさらムダな労力は使わないと思う。
映画のAIは短気なのか?
「タイラーメン買ってきたよ」
昼食に母が作ってくれたラーメンである。
試しにひとすすりする。
「へー。異国のラーメンなのに、美味いじゃん。タイも進歩してんだな〜」
と、私が言うと母から。
「いや、違う。魚の鯛で出汁をとったラーメン。鯛ラーメン」
と言われた。
戦争が終わらないわけだ。