幸太郎

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7/27/2024, 10:47:51 PM

神様が舞い降りて、こう言った。

私は聞き取れ無かったので、
「え?なんて言ったんですか?」
と答えた。
神様は言った。
しかし、
また聞き取れ無かった。
「いや…、6人同時に話すの
やめてもらえませんか?」
と私は訴えた。
神様のひとりが不満そうに言った。
「聖徳太子君は理解したのに…」

そこで目が覚めた。
あれから20年経ち、
私の設立した宗教法人も大きくなった。
「私は神の啓示を受けた」
と、教徒には今まで語ってきたのだが、
なんと言われたのか未だに分からない。
まあ、いいか。

7/27/2024, 4:18:59 AM

誰かのためになるならば

「たったひとつの不幸で
人生すべてをあきらめた」
そんな私から
「たったひとつの幸福で
人生最高だと思える」
あなたになって欲しいと願う。

私の失敗が、
誰かの幸せになりますように。

7/22/2024, 11:26:10 PM

『もしもタイムマシンがあったら』

え?
運転マナーも守れない人間が
タイムマシンを使っていいんですか?

猿に銃を持たせてはならない。

7/22/2024, 2:34:20 AM

ある日、
家の倉庫でランプを見つけた。
物語に出てくる、
「いかにも」なランプだった。
こすると精霊が出てきた。
体格は良いがビールっ腹のオッサンだ。
そのなりで精霊とか、
自分だったら恥ずかしくて言わない。
それはさておき、
「今一番欲しいものはなんだ?」
と、そいつは聞いてきた。
オレは裏があることなどを予想しつつも、
答えた。
「聞いてみただけ」
と、そいつは答えて消えた。
オレはイラっとして、
ランプをメルカリに出品して売った。
2000円くらいで売れた。
しかし手数料10%とられ、
送料500円ほど取られたので
1300円くらいの利益である。

その金で飲みに行ったバーで
知り合ったのが、今の妻である。
願いは叶っていた。


7/15/2024, 12:07:45 AM

あるところに
両手を持たない人間が
当たり前の世界があった。
その世界では義手は貴重だった。
皆、我先にと
『手をとりあって』いた。

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