花束
「赤いバラを9本。花束にしてください」
今日は愛するキミの誕生日。この後、キミが行きたいと言っていたお店に行くため、待ち合わせ場所に車で向かうのだけれど、その前に、プレゼントの花を買っていた。
「喜んでくれるかな」
バラの数を9本にしたのは、もちろん意味がある。
「バラに込めた想い、気付いてくれるといいな」
9本のバラの意味は、いつまでも一緒にいたい。今日はその想いを込めた。
「記念日、クリスマス、ホワイトデー、プロポーズ。上手くいくようにしないと」
結婚したいと思っているキミにプロポーズする。そのプロポーズするときを含め、赤いバラを合計108本プレゼントしたい。そう思っている。
「次は何本にして、どんな想いを込めようかな…っと」
キミのことを考えすぎて時間に遅れないように、待ち合わせ場所へ向かうのだった。
スマイル
「仕事忙しそうだけど大丈夫?」
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
大丈夫だよ。のあとに、キミが使っているスマイルマークの絵文字。
楽しそうなときに使っているならそれでいいんだけど、大丈夫。ってときに使っていると心配になる。
僕を心配させないようにそうしてるんだろうけど、キミは笑顔でムリする人だから。
「うん、行くか」
キミの家まで1時間。明日も仕事はあるけれど、キミを抱きしめたくて、出かける準備をするのだった。
どこにも書けないこと
どこにも書けないこと。
グチになるので申し訳ないんですが…。
家族の中に好き嫌いが激しい人がいる。
肉うどんを出したら、肉は嫌いじゃないのに肉の味がするのは…と文句を言われ、ハンバーグは大好きなのに玉ねぎが嫌いで、玉ねぎは食べ物じゃない。そんなものは存在しない。と言われ、カレーは玉ねぎを別の鍋で用意している。
その他にも、あれは嫌だこれも嫌だと言われ、うんざりしてきた。
他では見られるかもしれないのでここで、グチの一部を言わせてもらいました。
気分を害してしまい申し訳ございません。
どこにも書けないこと。まだまだ言いたいことはありますが、ここで終わります。
時計の針
「あと3分」
時計の針がカチカチと音を立て時を刻む。
「あと2分」
あと2分経って、日付が変わるとキミの誕生日。
誰よりも早くおめでとうが言いたくて、時計とにらめっこしていた。
「あと1分…30秒…10、9、8、7…3、2、1」
で、あらかじめスマホに表示させておいた、キミの電話番号を押す。スマホから呼び出し音が鳴り、キミが出るのをワクワクしながら待つのだった。
溢れる気持ち
「お兄ちゃん」
僕をそう呼んで、慕ってくれる幼なじみ。
僕も、年の離れた妹ができたみたいで、可愛がっていた。
でも、小学校高学年になる頃には、妹みたい。って思えなくなった。
中学生になって会わなくなれば、この想いは消えるだろう。そう思っていたのに、会えなければ会えないほど、想いは募る。
「好き。って言ったら、困らせるかな」
抑えきれない溢れる気持ち。
伝えるかどうか、僕はずっと悩んでいる。