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1/25/2026, 9:10:16 AM

逆光

「待って、行かないで」
キミに手を伸ばすけど、いつもその手はキミに届かない。
「ああ、またか」
目が覚め、ため息を吐くのが日課になりつつあるほど、同じ夢を見ていた。
「せめて、キミの顔が見れたらな」
逆光に照らされたキミの顔を、見れたことはない。
「でも、こんなに同じ夢ばかり見るんだもん。何かあるよね。たとえば、夢の中のキミにいつか現実で会えるとか」
そうなることを信じて、今日から寝ることを楽しみにしようと思うのだった。

1/24/2026, 8:09:05 AM

こんな夢を見た

僕は今朝、こんな夢を見た。
それは、僕が子猫になっている夢。
子猫の僕は、母や兄弟たちとはぐれ、あてもなく歩いているところを、キミに抱き上げられた。
そう、今の僕みたいに。
「どうしたの?」
夢を思い出しながらキミを見つめていると、キミに不思議そうな顔をされる。
「ん?見た夢のことを思い出してたんだ」
「へえ、どんな夢だったの?」
「子猫の僕が、キミに抱き上げられた夢」
「ふふっ、かわいい子猫だったんだろうね」
キミは、かわいい子猫を想像しているのか、にこにことしている。
「そうだったのかな。でも僕は、夢の中でもキミに助けられてるんだね」
僕が失恋してどん底にいるとき、僕の心に寄り添ってくれたのがキミ。そのおかげで、また恋をすることができた。
「僕ばかりキミに助けられて、なんだか情けないな」
キミの顔が見れなくて、俯くと
「そんなことないよ。私だって、あなたと一緒にいることで、イヤなことがあっても、落ち込まずにいられるもの」
「でも」
「なら今度、私へのお礼として、ケーキ食べに行こ」
顔を上げた僕に、キミは微笑むのだった。

1/23/2026, 9:28:23 AM

タイムマシーン

「ねえ、タイムマシーンに乗れたら、どこに行きたい?」
リビングのソファでくつろいでいると、唐突にキミに聞かれる。
「え?急にどうしたの?」
「今読んでる小説の内容が、タイムマシーンに乗って、過去と未来を変えようとする奴らの陰謀を阻止する。って感じなの」
「へえ、そうなんだ」
だから、聞いてきたのかな。と納得し
「俺はタイムマシーンに乗れたとしても、どこにも行かないよ」
俺の考えを答える。
「え、どうして?過去に行って、歴史上の人物に会ったり、未来の自分に会ったりできるよ?」
俺の答えが意外だったのか、キミはそう言うけれど
「だってさ、過去や未来に行って、今が変わったらイヤだから。キミといる今の幸せが、なかったことになるのは辛すぎるでしょ」
俺がそう答えた理由を話すと、キミは俺に抱きついたのだった。

1/22/2026, 8:40:30 AM

特別な夜

「あぁ~緊張する」
今僕は、慣れない服に身を包み、鏡の前に立っていた。
「着方、変じゃないよな」
僕が着ているのはスーツ。着る機会などほぼないから、念入りに鏡を見ながら身だしなみをチェックしている。
「大丈夫だよな」
こんな格好をしてこれから僕が行くのは、ドレスコードのあるお店。彼女と付き合って、初めての彼女の誕生日。平日ではあるが、夜は会えるということで、2人にとって特別な夜にしたくて、予約した。
「そろそろ行くか」
最後に鏡で姿を確認し、待ち合わせ場所へ向かうのだった。

1/21/2026, 8:18:08 AM

海の底

「うわー、キレイ」
夏に行きたい、おすすめの場所。
というテレビ番組をキミと見ていると、画面いっぱいにキレイな海面が映る。
「砂浜に近い場所は海の水がキレイだけど、海の底ってどうなってるんだろうね」
と、不意に聞かれるが
「海の底かぁ…」
光が届かない海の底。
どれほど深いのか、どうなっているのか想像もできない。
「どうなってるんだろうね。見てみたい気もするけど、闇が広がっていそうで怖いなぁ」
「そうだね。誰も見たことのない世界を知るのは、わくわくもするけど、ドキドキもしそう」
2人で顔を見合わせ苦笑したあと
「今度海に行こうか」
「うん」
海に行くことにしたのだった。

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