今年の抱負
昨年、遅れてもいいから、すべてのお題を出す。
を抱負にしました。
そして、お題を1度に8つ出したりしたこともありましたが、達成することができました。
今年は、環境が変わるので難しいかもしれませんが、今年の抱負も、遅れてもすべてのお題を出す。
です。
新年
新年が明け、キミと初詣に来た。
「うわ~、すごい人だね」
「そうだね。気長に待とうか」
参拝する人たちの列に並び
「寒いね」
「うん」
寒さに負けないように、キミと身を寄せ合う。そうしているうちに、列は少しずつ進み、やっと自分たちの番が来た。
「………」
目を閉じ、手を合わせ、神様に感謝を伝える。
「キミを幸せにする。その願いは自分で叶えてみせます。どうか、見守ってください」
自分の思いを神様に告げ、目を開けると、キミが僕を見ていた。
「行こう」
キミの方に手を出すと、迷いなくキミはその手を取る。
そんなキミを、絶対に幸せにする。と、笑顔のキミに誓うのだった。
良いお年を
「良いお年を」
「良いお年を」
そう言って別れた大晦日。
お互いに実家に帰るため、笑顔で手を振ったけど
「次の大晦日も、お互いの実家に帰るのも、これからは2人で。がいいな」
数日会えないだけなのに、一緒にいられないのが淋しいなんて…。
恋人のキミには内緒にしてるけど、これからは離れなくていいように、関係を進めることを誓いながら、実家に向かうのだった。
星に包まれて
「美味しかったね」
「うん。また来たいね」
キミと食事したあと外に出ると、辺りは薄暗くなっていた。
「どうしよう。タクシーを呼ぼうか」
来るときはバスを使って来た。けれど、バスはもう営業を終了している。
「うーん。あなたがイヤじゃなければ、駅まで歩かない?」
キミにそう提案され
「俺はいいけど、キミはいいの?駅まで15分くらい歩くことになるよ」
駅まで距離があるので聞いてみると
「大丈夫。さっきいっぱい食べちゃったから、ゆっくり歩きたい。それに、星がキレイだから、久しぶりに見たいな。って」
そう言って、夜空を見上げる。
「わかった。じゃあ駅まで歩こう」
俺はキミの手を取ると、夜空を彩る星に包まれて、駅までの道を歩き出したのだった。
雪明かりの夜 凍てつく鏡 心の旅路 静かな終わり です。
雪明かりの夜
「あれ?外が明るいな」
夕食後、あなたと2人でベランダに出て、ワインを飲むのが日課の私。
いつもなら、月や星が主役の時間帯。
なのに、今日は外が明るかった。
「そうだね。雪明かりのおかげだね」
「雪明かり?」
テーブルにワインを置き、ベランダから外を眺め
「そう。積もった雪に、月や街灯などの光が反射して、周りを明るく照らす現象のことだよ」
あなたはにこっと笑う。
「そうなんだ」
あなたの隣に立ち、同じように眺めると、雪がキラキラしているように見えた。
「雪明かりの下で飲むのも、イイかもね」
「そうね」
部屋の電気を消し、雪明かりの下、あなたとワインを飲んだのだった。
凍てつく鏡
「は~、寒っ」
手袋をした両手を擦りながら外に出ると、昨日の雨でできた水溜りが、キラキラ輝いていた。
「ん?あっ、凍ってる」
水溜りを足先で触れてみると、硬い感触がある。それに
「鏡みたいに、映ってる」
触れた足先が、氷に映っていた。
「すごい。こんなにキレイに映ってる」
しゃがんで凍てつく鏡のような氷を覗き込んでいたけれど
「まずい。電車の時間」
腕時計の時間が目に入り、慌てて駅へ向かうのだった。
心の旅路
「はぁ~」
仕事でイヤなことを言われたり、失敗してしまったとき、僕は深いため息を1つ吐くと
「よし」
気持ちを切り替えるように心の旅路に出る。
とは言っても、どこかに出かけるのではなく、疲れた心を癒すため、お気に入りの入浴剤を入れた湯船に長く浸かるのだ。
「スマホを防水ケースに入れて。っと」
湯船の中で映画を見たり、好きな曲を聞いたり、とにかく好きなことをして過ごす。
「ふぅ」
気持ちが前向きになれたら、湯船から上がり、心の旅路は終了する。
「よし」
身も心も温まり、明日からまた頑張ろうと思えるのだった。
静かな終わり
キミとデートした帰り。キミを送るため、2人で駅へ来た。
「またね」
「うん、またね」
言葉ではそう言うけれど、繋いだ手は離せない。
しばらく言葉もなく見つめ合っていたけれど、キミが乗る電車が、そろそろ着くことを、アナウンスが知らせる。
「じゃあ、行くね」
「うん」
どちらともなく手を離し、僕は、振り返らないキミを見送る。
キミとのデートの静かな終わり。
一刻も早く、キミと一緒の暮らしを実現しなきゃと思うのだった。