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3/22/2025, 8:53:15 AM

どこ? 手を繋いで 君と見た景色 です

どこ?

「あれー、どこに置いたんだろう?」
僕は今、テレビのリモコンを探している。いつも置いてある場所では見当たらず、けど、辺りを探しても見つからない。
「おっかしいなぁ、どこ?どこだ?」
クッションを持ち上げたり、ソファをくまなく探しても、やっぱりない。
「うーん」
どうしたものかと困っていると
「どうかしたの?」
キミがリビングに顔を出す。
「テレビのリモコンが見当たらなくて」
「ああ、それなら」
キミは懐からリモコンを取り出す。
「良かった、キミが持ってたのか」
リモコンを渡してもらおうと手を出すと、キミはダメというように、首を横に振る。
「え?なんで?」
そう聞いた僕に、キミは不機嫌そうな顔になり
「おうちデートしてるんだよ?私をほったらかしてテレビを見るの?」
頬を膨らませる。
「…ごめん」
僕は出した手を引っ込め
「一緒に何かしてても別々に過ごしてても、キミがここにいてくれるだけで僕は幸せで。キミをほったらかしてるつもりはなかったんだ」
謝ると
「そっか」
キミは笑ってリモコンを渡してくれる。
「いいの?」
「うん。一緒に見よっか」
キミは僕の手を引くと、並んでソファに座ったのだった。


手を繋いで

楽しいときも、うれしいときも、怒ってるときも、悲しいときも、いつも隣で手を繋いでて。
あなたの手の温もりで、楽しいとき、うれしいときは笑顔があふれ、怒ってるとき、悲しいときは心が落ち着くの。
大好きなあなたに手を繋いでもらえたら、私は幸せでいられる。
私もあなたの手を繋いで、あなたへの想いを伝えるね。
だからずっと、私の手を繋いでて。


君と見た景色

君と見た景色をずっと覚えていたいけど、きちんと覚えておくことは難しいから、代わりに写真をいっぱい撮ろう。
君と行く場所は、どこもキラキラ輝いてて、君の笑顔もキラキラ輝く。
きっと1人では輝いて見えないんだろうな。
大好きな君と一緒だから、どこに行っても楽しいし、忘れたくないと思える。
これからもいっぱい、いろんな場所に出かけよう。
大好きな君と、たくさんの笑顔を残しておきたいから。

3/19/2025, 9:19:43 AM

「キミのことが大好きだよ」
キミの手を取り伝えると
「ありがとう。私も大好きだよ」
微笑まれる。
大好き。って、短い言葉で伝える愛。
伝えても、聞いても、心が幸せで満たされる。
「これからも、いっぱい大好きって伝えるね」
「うん」
キミは幸せそうに目を細める。
それを見た僕も、幸せなのだった。

3/18/2025, 8:42:25 AM

学校を卒業してから、初めて同窓会が開催されることを知り、地元に戻ってきた。
「みんなに会えるの楽しみだな」
学生時代しか知らないみんなが、どんな大人になっているのか、俺は今からワクワクしていた。
「でも1番は…」
その当時好きだった子。在学当時は想いを伝えられなかったけれど、今でも想いは忘れられず…。
「会えたら今度こそ…」
そう決心して、俺は同窓会に向かった。

「久しぶり、元気そうで良かった」
「お前もな」
仲が良かった奴らと、久しぶりに会うのに、当時のように話が盛り上がる。
「そういやお前、知ってるか?」
「ん?何を?」
「あの子、今日来てないだろ」
「え?そうなの?」
想いを伝えようと思っていたのに、来てないのか。と、残念に思う間もなく
「ああ。結婚して遠くに行ったみたいで、なかなかこっちに来られないらしい」
追い打ちをかけられる。
「へえ、そうなんだ」
何とか返事はしたものの、俺の心は複雑で。
告白する前に失恋した俺の恋。
あの子が俺の恋人になる。
叶わぬ夢とわかっているのに、この想いを断ち切ることができないのだった。

3/17/2025, 8:48:59 AM

心のざわめき と 花の香りと共に です



心のざわめき

幼い頃から一緒に過ごした、家が隣の幼なじみ。
お兄ちゃん。と呼んでくれるキミを、僕は妹のように思っていた。
けれど、キミと遊んでいたのは小学生までで、その後は、たまに会って話す。くらいになっていた。
そんな日々が続いたある日、街を歩いていると、友達と楽しそうに歩くキミを見かけた。
「あ……」
僕が見たことのない、かわいい服装のキミ。胸がドキッと音を立て、心のざわめきを感じる。
「………」
妹のように思っていた気持ちが、違うものへと変わったのだと、胸の痛みで知らされたのだった。


花の香りと共に

花の香りと共に訪れる春。
街はピンクに色づき、心がウキウキするのを感じる。
「桜、キレイだなぁ」
桜の木の下で立ち止まり、桜を眺める。
「お花見するなら今が最高のタイミングだよね」
そう思うけれど
「その前に、自分に春が来ないとな」
お花見を一緒にしてくれる、恋人がほしい。と思うのだった。

3/15/2025, 7:59:22 AM

透明 と 君を探して です


透明

「キミがわかってくれるまで、何度でも言うね。僕はキミが大好きだよ」
笑顔でキミに伝えるけれど、曇ったキミの顔は晴れない。
こんな時僕は思う。
心が透明だったら、嘘偽りのない気持ちを、キミに見せられるのに。って。
でもそれは残念だけどできないから、僕の想いをギュッと込めて、キミを抱きしめたのだった。


君を探して

「僕の未来の恋人は、どこにいるんだろう?」
顔もわからない君を探して、散々探し回るけれど、僕の未来の恋人は現れない。
「焦らなくてもいいのかな」
友達の結婚ラッシュが続き、焦っていたけれど、一度立ち止まったら、自然と肩の力も抜けて、表情が和らいだ。って言われるようになった。
君を探してみたけれど、見つけることはできなかった。けれど、探した時間は、新たな出会いと僕の心を成長させてくれたのだった。

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