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3/17/2025, 8:48:59 AM

心のざわめき と 花の香りと共に です



心のざわめき

幼い頃から一緒に過ごした、家が隣の幼なじみ。
お兄ちゃん。と呼んでくれるキミを、僕は妹のように思っていた。
けれど、キミと遊んでいたのは小学生までで、その後は、たまに会って話す。くらいになっていた。
そんな日々が続いたある日、街を歩いていると、友達と楽しそうに歩くキミを見かけた。
「あ……」
僕が見たことのない、かわいい服装のキミ。胸がドキッと音を立て、心のざわめきを感じる。
「………」
妹のように思っていた気持ちが、違うものへと変わったのだと、胸の痛みで知らされたのだった。


花の香りと共に

花の香りと共に訪れる春。
街はピンクに色づき、心がウキウキするのを感じる。
「桜、キレイだなぁ」
桜の木の下で立ち止まり、桜を眺める。
「お花見するなら今が最高のタイミングだよね」
そう思うけれど
「その前に、自分に春が来ないとな」
お花見を一緒にしてくれる、恋人がほしい。と思うのだった。

3/15/2025, 7:59:22 AM

透明 と 君を探して です


透明

「キミがわかってくれるまで、何度でも言うね。僕はキミが大好きだよ」
笑顔でキミに伝えるけれど、曇ったキミの顔は晴れない。
こんな時僕は思う。
心が透明だったら、嘘偽りのない気持ちを、キミに見せられるのに。って。
でもそれは残念だけどできないから、僕の想いをギュッと込めて、キミを抱きしめたのだった。


君を探して

「僕の未来の恋人は、どこにいるんだろう?」
顔もわからない君を探して、散々探し回るけれど、僕の未来の恋人は現れない。
「焦らなくてもいいのかな」
友達の結婚ラッシュが続き、焦っていたけれど、一度立ち止まったら、自然と肩の力も抜けて、表情が和らいだ。って言われるようになった。
君を探してみたけれど、見つけることはできなかった。けれど、探した時間は、新たな出会いと僕の心を成長させてくれたのだった。

3/13/2025, 9:17:34 AM

「はぁー」
今日は1日、良いことがなかった。
仕事でミスしたり、コーヒーをこぼしたり、人とぶつかったり。
でも、落ち込んでも仕方ない。
今日が終わり、また初まる、明日を初心に返って、新たな気持ちで迎えよう。
「うん、頑張ろう」
俯いていた顔を上げ、僕は前を向くのだった。

3/12/2025, 8:04:49 AM

願いが1つ叶うならば と 星 です

願いが1つ叶うならば

願いが1つ叶うならば、僕はもちろん
「告白が成功しますように」
と願う。
好きな子とは、友達みんなでだけど一緒に出かけたり、よく2人で話したりもしてる。
一緒にいると、とにかく楽しいし、これからは2人でいろんなとこに行きたいと思ってる。
だからお願い。
僕の想いが、叶いますように。




夜空に輝く星を見上げ、僕はそっとため息を吐く。
星たちが空を明るく照らす時間。それは、キミと過ごす時間の終わりの合図。
「もっと一緒にいたいのに」
そう思うけれど
「あまり遅くまでは」
と言われては、ワガママを言うわけにもいかない。
「これはきっと試練なんだ」
僕ともっと一緒にいたい。キミがそう思ってくれるまで耐えてみせる。心の中で星たちに誓い、繋いだキミの手を放すのだった。

3/10/2025, 9:08:24 AM

ラララ 秘密の場所 嗚呼 です


ラララ

「うーん、良い天気」
仕事が一段落して、キミと久しぶりに会えることになり、俺は待ち合わせの場所に向かっていた。
「あ、もう来てる」
待ち合わせ場所に近づくと、すでにキミが待っているのが見えた。
「ん?」
なんとなく、俺を待っているキミは、ラララと歌い出しそうなほど嬉しそうな顔をしているように見える。
「何か良いことがあったのかな?」
そんなことを思いながら、少しずつキミに近づくと、俺に気づいたキミが、小走りで向かって来た。
「久しぶり」
キミは俺の前で立ち止まると、花が咲いたように笑う。
「久しぶりだね。何か良いことでもあった?すごく嬉しそう」
そう聞くと
「すごく会いたかったあなたに、会えたから嬉しくて」
キミは目を細めて笑う。
「っ………」
キミの言葉に、俺はキミを強く抱きしめたのだった。


秘密の場所

「はぁ〜」
俺は今、木々に囲まれた場所で、木にもたれかかり、深いため息を吐いていた。
「疲れたなぁ」
日々の積み重なった疲れをため息とともに吐き出す。
「はぁ〜」
何度かそれを繰り返し、空を見上げると
「…キレイな空だなあ」
木々の間から見える空に、疲れが溶けていくのを感じる。
ここは、疲れたときに来る、俺の秘密の場所。
昼間はキレイな空が見え、夜には輝く星たちを見ることができる、癒しの場所。でも
「大切な人ができたら、ここに連れて来たいな」
そう思うのだった。

嗚呼

「嗚呼、なんてことだ。サイズがわからないなんて」
キミにプロポーズしようと決め、指輪を買おうと思ったのに、肝心のサイズがわからない。思わず、頭を抱え叫んでしまった。
「けど、プロポーズ予定の人たちって、相手のサイズ、どうしてるんだろう?」
どうしたものかと、ため息を吐いたのだった。

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