YOU

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1/23/2025, 7:08:40 AM

羅針盤 と あなたへの贈り物 です。

羅針盤

僕は今、木々に囲まれた場所で道に迷っている。
前を見ても振り返っても、右を向いても左を向いても、見えるのは高くそびえる木々ばかり。
「さて、どちらに進むべきか」
手にした羅針盤。針が示す方へ進めば、道に出るかもしれない。けれど、出たらそこで、冒険は終わってしまう。
「いつも同じ方向しか行かない安心を取るか、羅針盤の針に逆らって冒険の続きを取るか」
立たされる人生の岐路。迷いながらも楽しめるといいなと思う。


あなたへの贈り物

いつもお世話になっているあなたへ、何かお礼をしたいと思って買い物に出た。
「何がいいかな」
忙しいあなたがゆっくり休めるように、アロマとか、リラックスできるグッズを贈る。
頑張って美味しい料理を作る。
普段使える物、財布とか時計を贈る。
「…どれがいいんだろう」
品物を見ながら考えるけれど、何が良いのか答えが出ない。でも
「何を贈っても喜んでくれるような気がする」
受け取るときの、あなたの笑顔を想像すると、自然と笑みが浮かんでしまう。
あなたへの贈り物。それは、受け取るあなたを幸せに、贈る私も幸せを感じられる、私への贈り物でもあるんだろうな。と思った。

1/21/2025, 9:48:08 AM

誰もが、明日に向かって歩く、でも
楽しい毎日ばかりじゃない。
顔を上げることが難しいほど辛いことや
涙が枯れるほど、泣くようなこと
そんなこともある。
けど、どんなときも僕がいる。
その痛みごとキミを抱きしめるから、僕を頼って。
でも、僕が辛いときは、キミに抱きしめてほしい。
そうやって2人で支え合って、恐がらずに明日に向かって歩いて行こう。

1/20/2025, 7:35:07 AM

ただひとりの君へ伝えたい。
君という存在に、代わりはいない。ということ。
君に良く似た声、姿の人は探せばいるのかもしれない。
けど、僕が愛してるのは君だけだし、愛せるのも君だけ。
ねえ、君にとっての僕は、どんな存在なんだろう。
僕が君を想うように、君にも僕を想ってほしいな。
いや、そう想ってもらえるように、これからもずっと、今以上に君を愛していくよ。

1/19/2025, 7:58:28 AM

握っていた手を、パッと開いてみる。
開いた手のひらには、何がある?
何もない?いや、見えない、感じないだけで、空気が乗っている。
空気だけじゃない。きっと見えない、感じないだけで、何かは乗っているのだろう。
「まるで、僕の手のひらは宇宙みたいだ」
宇宙みたいに、わからない何かを乗せている。
見えない、感じない、手のひらの宇宙に、ワクワクが止まらないのだった。

1/18/2025, 8:43:56 AM

「良い天気だな」
よく晴れた休日。買い物をするため街を歩いていると
「わっ、帽子が」
風のいたずらにあう。
「あ、待って」
後方を振り返ると、飛ばされた帽子がコロコロと転がっていた。
「風、吹いてなかったのに」
慌てて追いかけると、視線の先、女性が拾ってくれているのが見えた。
「すみません。拾っていただきありがとうございます」
女性の前に立ち、お礼を言うと
「いえ。さっきの風、強かったですね」
女性はにっこり笑う。
「あの、何かお礼を…」
「お気遣いなく」
「でもそれじゃ、俺の気が…」
というやりとりをし、
「わかりました。行きましょうか」
女性と一緒にカフェに行けることになる。
「これも、風のいたずらかな」
風のいたずらで知り合えた女性。このあと、この女性が俺にとっての大切な人になるのは、また別のお話し。

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