泣かないで と 距離 です。
泣かないで
「すみませんでした」
涙を流しながら、キミは頭を下げる。
「何とかなったし、大丈夫だよ」
安心させようとキミに笑顔を向けるけど、キミの涙は止まらない。
「俺も、キミくらい、仕事に慣れてきた頃にミスをしたことがあってね。上司に助けてもらったんだ」
「…そうなんですか?」
「ああ。謝る俺にその上司は、誰にでもミスはある。次からはミスしないようにしてくれればそれでいい。俺はキミの上司だからね。ミスをした部下の面倒をみるのも俺の仕事。キミが頑張ってくれてるのはわかってるから、気持ちを切り替えて、また一緒に頑張ろう。って言ってくれてね」
「………」
「二番煎じで悪いけど…キミが頑張ってるのはわかってる。何かあったときにはフォローするから、ミスを恐がらず、仕事を一緒に頑張ろう。ね、もう泣かないで」
キミの目を見つめると
「はい。ありがとうございます」
目に涙を溜めたまま、キミは微笑むのだった。
距離
休み時間。
廊下で友達と楽しそうに話すキミを見かけた。
「あ…」
俺に気づいたキミは俺に手を振ってくれる。
俺はそれに片手を軽く上げ、応える。
これが俺とキミとのいつものやり取り。
仲の良い幼なじみ。として有名な俺たち。
2人で並んで歩いていても、周りからは、仲が良いね。
と言われるだけ。
正直言って、キミに片思い中の俺には、その言葉は痛い。
隣にいるのに、キミとの距離が遠く感じる。
幼なじみとして、隣にいられなくなる。
その恐怖は感じるけれど、このまま、ただの幼なじみでいるつもりはない。
誰かに取られてしまう前に、想いをキミに伝えようと思うのだった。
白い息を吐きながら、キミと会社までの道を歩く。
「寒いね」
キミは、コートのポケットに手を入れ、身を縮こませる。
「そうだね。吐く息が白いと、冬のはじまりを感じるよ」
「あー、会社なんて行かずに、家に帰りたい」
手袋をした両手に息を吐くキミに
「そうだね。でも、仕事だから仕方ないよ」
そう言うと
「わかってるんだけどさ」
キミは不満そうな顔をする。
「少しでも寒くないようにするからさ、頑張ろう」
キミに笑いかけると
「…どうやって?」
首を傾げるキミの手をギュッと握り
「少しはあったかい?」
と聞くと
「うん」
キミは嬉しそうに笑う。
「じゃ、行こう」
手をつないだまま、会社へと歩いたのだった。
今年もあと100日なんだって。
というのを聞いて、
それなら、その100日はこのアプリの課題を
忘れずにこなそう。
と決め、遅れることはあるものの投稿しています。
せっかく続いているこの日課。
来年も、終わらせないで続けていきたいと思います。
キミを誰よりも幸せにしたい。
いつも笑顔でいられるように、してあげたい。
いつでも僕はキミの1番の味方でいたい。
それくらい、僕はキミを愛してる。
でもね、キミが間違ってるときは、間違ってる。
ってきちんと言うよ。
だってそれが、キミに対する僕の愛情だからね。
キミを好きになって、僕はいろいろと知った。
キミと話すとドキドキして、何を話したか
思い出せないこと。
ついつい、キミを目で追ってしまうこと。
キミのことを考えると、微熱が出たように体が熱く
なってしまうこと。
キミが誰かと楽しそうにしていると、何となくつまらないな。と思ってしまうこと。
誰かを好きになるって、ドキドキして、苦しくなって、感情が目まぐるしく変わる。
楽しいことばかりじゃないけど、キミを好きになって、
知らない感情を知ることができて、良かったなと僕は思う。