「もう少し早くあなたと出会えていたなら、私はあなたを選んだのに」
キミが見ているドラマから、聞こえたセリフ。
キミは夢中になって見ているけれど、僕は興味なく、スマホを見ていた。
「続き、どうなるんだろう」
ドラマを見終わり、キミはテレビを消すと
「ねえ。さっきのドラマみたいに、私がいるのに、あなたに、もう少し早く出会いたかった相手。が現れたらどうする?」
そんなことを聞いてくる。
「そんなの、聞くまでもないでしょ」
僕はため息を吐くと
「キミがいるのに、別の誰かを選ぶ。そんなもう一つの物語なんて存在するわけがない。だって僕は、キミを愛してるんだから」
想いを伝え、キミを抱きしめたのだった。
夜中に目が覚め、暗がりの中で手を伸ばすと、手が届くところにキミがいる。
そのことにホッとし、再び目を閉じようとして、ふと思う。
この安心感は何だろう?
一人じゃない、そばにいてくれる…。
そうか。キミは僕の心の支えになってくれてるんだね。
仕事で疲れたとき、上手くいかなくてムシャクシャしてるとき、失敗して落ち込んでるとき。
僕の話を聞いて、心を軽くしてくれる。
いつでも僕を包み込んでくれるキミがいてくれるから、僕は笑顔で過ごせるんだね。
僕と同じように、キミが夜中に目が覚めたとき、僕がいることでホッとしてもらえるように、僕もキミを支えていこう。
寝ているキミの手を繋ぎ、僕は再び目を閉じた。
「紅茶の香りは、心を穏やかにしてくれるんだよ」
そう言ってキミは、香りを堪能したあと紅茶に口をつける。
「美味しい」
確かにキミは、リラックスした表情をしている。
「紅茶、いつも飲んでるの?」
コーヒーを飲みながら、ケーキを口に運ぶキミに問いかけると
「そうだね。いい香りだし、紅茶の種類もいろいろあるし、飲むことは多いかな。けどね…」
「ん?」
「あなたと会うときは、飲むようにしてるよ」
キミはふふっと笑う。
「え?それはどうして?」
不思議に思って聞いてみると
「だって、好きな人と会うときに、疲れた顔とか見せたくないでしょ」
かわいい答えが返ってくる。
キミの答えを聞いて、僕のキミへの愛は膨らむのだった。
1つ前の友達と愛言葉です。
友達
どんなに遠くに離れていても、話すのが久しぶりでも、会えば話が弾み、お互いの幸せを願ってくれている。そんな友達がいる。
困っているときには答えを一緒に探し、アドバイスをくれる。
これからも大切にしていきたい。
愛言葉
キミを抱きしめ
「愛してる?」
と聞けば
「もちろん、愛してるよ」
抱きしめ返し答えてくれる。
どんなときでも僕の心を支えてくれる
僕の大切な宝物。
愛しいキミからの愛言葉。
ソファに寝転がり漫画を読んでいると
「今日で8月も終わりですね…」
テレビから聞こえた声にハッとする。
「え?今日って31日?」
慌ててスマホを確認するも、聞こえた日付が間違っているはずもなく
「まずい、どうしよう」
スマホを持ったまま呆然とする。
「こ、こんなことしてる場合じゃない」
僕は急いで起き上がると、机に向かった。
「ああ、お願い。まだ行かないで、夏休み」
夏休みは長いんだし、そのうちやるから大丈夫。
と、ほとんど手付かずの宿題を前に、僕は項垂れるのでした。