YOU

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6/3/2023, 8:36:51 AM

正直に生きるって、難しいことだと思う。
イヤだな。って思っても生活があるから仕事はなかなか辞められないし、逃げたいことから逃げられないし、自分に嘘をついて生きている人は多いと思う。
けどね、キミにだけは正直でいたいと思う。どんなに恥ずかしくても、好きって気持ちは隠さず伝えるし、怒られても、イヤなことは伝えたい。それで、俺のことを知ってほしい。
キミも俺には正直に、何でも言ってほしいんだ。俺もキミのことをいっぱい知って、もっと好きになりたいから。

6/2/2023, 9:51:27 AM

しとしとと降り続く雨を窓際で見つめ、キミは盛大なため息を吐く。
「雨、止まないね」
ため息の原因がわかっている俺は、うらめしそうに雨を見つめるキミに苦笑する。
「洗濯物は乾かないし、雨だと、外に出るのが億劫なんだよね」
「あー、それはあるかも」
俺は窓際に佇むキミに近づき
「でもさ、外に出ないってことは、家でキミと一緒にのんびり過ごせるってことでしょ。それは嬉しいな」
背中からキミをギュッと抱きしめる。
「梅雨の時期は始まったばかり。俺と一緒に、梅雨の楽しい時間の過ごし方、探そうか」
キミは俺の方に顔を向けると、笑って頷く。俺はキミに笑い返すと、唇にキスをしたのだった。

6/1/2023, 9:43:20 AM

天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、そうやって、別の話題を出して話さなきゃいけないことから逃げないで。ってこと。
確かにキミにとっては、話したくない、聞きたくない、できれば逃げ出したいことなのかもしれない。けどね、そうやって逃げてばかりで向き合わないでいると、いつか後悔するよ。
なんて、僕が言わなくてもキミはわかってるよね。
一人で立ち向かうのが怖いなら、一緒にいて手を繋いでいてあげる。涙が止まらないくらい心が傷ついたなら、泣き止むまでギュッと抱きしめてあげる。
だから、イヤなことから逃げないで。
そして、いつでも忘れないで。
キミには僕がいるってことを。

5/31/2023, 9:59:40 AM

ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
走って走って息が切れて、そして気付く。
私は何から逃げているの?
理由がわからなくなって、やっとその場に立ち止まった。
滝のように流れる汗もそのままに、ハァハァと肩で息をしながら考える。必死に走っていた理由を。
少しずつ息が整い、脳に酸素が行き渡ると、やっと思考が追い付いた。
そうだ。逃げていたのは、今の生活からだ。
今の、同じことを繰り返すだけの生活がイヤになり、逃げていた。けど、走って逃げてわかったよ。
同じことを繰り返すだけの毎日が、実は幸せなんだって。逃げたくなるような出来事が起こらないことが幸せだって。そう気付いた私は、来た道を戻るのだった。

5/30/2023, 9:56:46 AM

「ごめんね」
キミがそう言うたび、僕の心は痛くなる。
本当に悪いことをしたならまだしも、ことあるごとにそう言われる。
「謝るようなことじゃないよ」
何度伝えても、口ぐせになっているようで治らない。だから僕はキミを強く抱きしめ
「キミはいい子だ。誰にも迷惑をかけてないし、ダメな人じゃない。僕がキミを愛するように、キミも自分を愛してあげて」
キミがわかってくれるまで、僕はずっと言い続ける。

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