YOU

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4/1/2023, 9:59:29 AM

「幸せにします。僕と結婚してください」
プロポーズの言葉を伝えた僕にキミは嬉しそうに笑う。
「はい。よろしくお願いします」
キミの返事に喜ぶ僕に
「でもね」
キミは言葉を続ける。
「私を幸せにしてくれるだけじゃダメなんです」
「え?」
幸せにする。だけじゃ足りなかったのか。と戸惑う僕に
「あなたも幸せになってくれないと」
キミは優しく微笑む。
「私の幸せは、あなたも幸せでいること。なんです。だから、私もあなたを幸せにします」
言われた言葉が嬉しすぎて、胸がいっぱいになる。
「キミが笑ってくれるなら、それだけでいいと思ってました」
僕の言葉にキミは首を振り
「あなたに辛い思いをさせて、私が笑顔でいるなんて考えられません。一緒に幸せになりましょう」
僕の手を握り笑うキミの手を、僕は強く握り返し頷いたのだった。

3/31/2023, 9:53:47 AM

「ありがとう」
「ん?何が?」
「これ、差し入れてくれて」
もらったペットボトルの紅茶を開け一口飲むと、乾いていた喉が潤う。
「ああ、別に」
ベランダの手すりに寄り掛かり、彼は吸ったタバコの煙を空へと吐き出す。
「ムリすんなよ」
二人しかいない静かな屋上。彼はそう言うと、私の頭に手を乗せる。
「え?」
驚いて彼の方を振り向くと
「何気ないふりして笑ってるけど、俺にはわかるよ」
よしよし。と、労うように頭を撫でられる。
「ここには俺たちしかいない。我慢すんな」
優しい声で呟かれたら、もうダメだった。泣かないようにと頑張って作っていた笑顔が崩れる。
「ほら、俺の胸貸してやるから」
彼は私を抱き寄せると、私が泣き止むまで優しく背中を擦ってくれたのだった。

3/29/2023, 10:11:43 AM

遅れちゃいましたが、見つめられると。です。

キミを見つめると、頬を赤く染め、恥ずかしそうに微笑む。その姿が可愛くて何度も見つめてしまう。
「私が見つめても、あなたは普通だよね。私ばっかり好きみたいで悔しい」
って、俺のことを見つめてキミは言うけど、キミに見つめられると、顔に出ないだけでドキドキしてるんだよ。
「俺の方が、好きだと思うけどな」
キミの手を取ると、その証拠を示すように俺の胸に当てたのだった。

3/26/2023, 8:49:21 AM

好きじゃないのに、気づくとあいつのことを目で追ってる。
幼馴染?腐れ縁?なだけで、別に好きじゃない。
彼女がいたこともある。あるのに、あいつに恋人ができたと聞いて、ズキッと胸が痛んだのは…。
あいつのこと、好きじゃない。好きじゃないのに、好きじゃないはずなのに…。
自分の気持ちに気づかないふりをするのは、そろそろ限界。当たって砕けるかもしれないけど、あいつには迷惑な思いかもしれないけど、伝えないと先に進めない。
そう決意した俺は、あいつに会って話すため、スマホを強く握りしめ、通話ボタンを押したのだった。

3/25/2023, 9:52:59 AM

俺の人生は、晴れ時々くもり、ところにより雨。
イヤなこともあるけれど、楽しく過ごせることの方が多かった。でも、イヤなことのなかでも、一際大きく、心の中に大雨を降らせるような出来事が稀に起こる。そんな、泣きたくなるほど落ち込んでるとき、そばにいてくれるのがキミで。
キミは、俺がイライラして八つ当たりしても、笑顔で受け止めて、優しく包んでくれる。
俺の大雨を大きな虹にかえてくれる、キミという太陽がいてくれるから、俺は歩いていけるんだね。
これからは、俺がキミの太陽になれるように頑張る。だから、この先も一緒に、晴れ時々くもり、ところにより雨の人生を歩いてください。

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