lala/さくま

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9/12/2022, 7:28:25 AM

早いよねってお母さんとわたしは言って

もう12日。

たとえばこの9月11日まで

どんなことがあったっけ。

きっと

指折り数えて楽しかったこととか

1個もない。

ごはんが美味しかったとか

日々の出来事とか

些細なしあわせはあるけど。

今はそういうのじゃあ足りないの。

秋だねとか夏だねとか

心がじんとして泣きそうになるような

心のうごきがほしいの。

何も感じず

ただ早いねってカレンダーをみつめるのは

あまりに虚しい、淋しい。

9/5/2022, 2:47:02 AM

ひまわりみたいな麦わら帽子 

胸の奥まで届く光がまだあなただったあの頃 

あなたと乗る自転車なら

どこまでもゆける気がしたあの道

 ─ 。


散ってしまったひまわり畑

茶色く濁ってしまったそれは

いつかは夢で溢れた色 。

今は過ぎ去った過去の色 。

もう戻らないものは

いつだって愛くるしいね 。

 枯れた花も いつかまた咲かないかな ? 



あの頃と変わらない振りをした9月の風に

ひまわりの匂いはもう無い。

それなのに

それでも探せばみつかる様な気すらした 。



ねぇ 会いたいよ  。

9/1/2022, 2:11:25 AM

夏の終わりの初日

しろい女の子は風を待っていた

 風に 舞っていた

帽子のリボンがかわいく泳ぐ

白い雲に夏の色をした空

夏を残したこの空気は

夏によく似たまがいもの


─まだ夏は終わってないね


それを聞いた少女は寂しそうに笑った



─来年も、また来るね 」


夏の終わり 。

凉しくなった風が やさしく頬を撫で逝った 。


──リン。リリン。

8/29/2022, 10:45:24 PM

わたしはただ黙ってた

愛してるとかそれはきっと特別過ぎて

言葉にすらできない想いだし

重みのない気持ちから吐く言葉なんて

想いと言うにはあまりに幼稚過ぎるから



あなたのこと

1ミリだって片時だって

嫌いだなんて思いたくないよ

心の隅にいつまでも膿が住んでるような

胸の違和感を抱えて

この想いを疑う様な恋愛はしたくない。

心から 心から 。

8/28/2022, 9:47:44 AM

寒い   。


こんなこと呟いても

だれにも届かない

わかってる

わかってる


   。


嗚、、、、、

─白い息はきれいだね

これ

だいすきなの


      、   


もうずっとまえから


雨さえも好きになってたんだ

寒いことも

芯まで濡れてしまうことも

いっそ塗りつぶされるような感覚に

心地よさを感じていたんだ





雨の鳴るコンクリに耳を当てれば

心音のようだから。

こうすればきっと 、

『         』



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