鎖のように繋がれてる毎日
孤独の夜も孤独な朝も
ひとりで乗り越えられることを
ひとりでおぼえてしまったよ
抱えきれないものは
胸にしまうことしかできないんだって
ねぇ 誰が教えてくれるの?
忘れたいものだけが降って積もって
いつしかそれが瞳の色になって
この目であの空をみつめても
青くて白いミライのそのさき
なにも見つけられなくて 。
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あーあ
誰かが明日晴れますようになんて願ったせい。
馬鹿馬鹿しい
あなたの晴れがわたしの晴れだなんて限らないのに。
そういうところだ。
あなたもその隣もその隣も
私の隣も私すらも。
いけないところだけは世界共通あぁきもちわるい。
駄目な世界に駄目出ししても
叩いて直る訳じゃないのにね。
暇つぶしになるならまだいいのに
これはただの燃えないごみなのにね。
そういうところだ。
あなたもその隣もその隣も
私の隣も私すらも。
ただ吐いて汚れるだけの塵と芥と魑魅魍魎。
見るに堪えないところだけは
世界共通あぁきもちわるい。
みんなみんなうちゅうじん。
アナタ?
ワレワレ?
解読不能なfutuu─な暗号。
ソレグライノコトもわからないのは
アナタ?
ワレワレ?
ダレソレ。
ひまわりのわらう踏み切り。
常識のレールから脚をはみ出した暴走機関。
この想い 解読不能不能。
さよならまたね がたんごとん 。
この胸のイロイロ
ちりばめても怒号が響かない
空があるのなら。
空の青さで息をして
─いつか自由に歌えたのなら 。
いつしかの花瓶が夏風ニ揺れた
ただ何も望まないことを望むだけ。
色を抜かれた水晶体。
映らない景色だけ。瞳に反射して─。
息を吸った。
息を吐いた。
室温下がる。真夏の窓際。
とおくの景色に忘れたなにか。
雲の先 今もまだ探して。
散らばったものが
そこにあるような。
─
夢をみていた 。
寄せて返して。今日も終わる。
燃え尽きた夕焼けが
藍色に呑まれて また 終わる。
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。
それは夏休みだから。
蝉が忙しく鳴くから。
軒に座って食べるメロンバーがとても美味しいから。
風鈴がカチンと揺れるのが氷の音の様だから。
駆ける坂道が、
どの季節よりも足取りが軽いから。
ねぇ
─夏の風は心を幼くするんだよ?
夜の空を金魚が泳ぐ。
はしゃぐ瞳はまあるいりんご飴。
わるくないねって
─あなたの声が聞こえた。
もうすぐ○度目の夏がくる。
風になった思い出を抱いて
もうすぐ 夏がくる 。