憂愁を帯びた青春

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1/17/2024, 12:57:18 PM

人生は季節に喩えられる
僕の今の時期は
春にあたるのだろう
だが
今の自分は
気力を使い果たし
既に元気も力もなく
まるで冬のよう
虚無感に苛まれ
涙ばかり溢れる
もう長く生きすぎた
さっさと消えて楽になりたい
そればかり毎日のように思う
「君、若いね〜」
などと言われても
自分では若いなどと全く思えない
10年後の自分が
生きているのを
想像するのも辛い
僕の心では
木枯らしで
落ち葉が舞い落ちるように
哀しみや切なさが渦巻く
僕には明日が来るのさえも苦しい
秋の日はすぐ暮れるように
自分の希望は一瞬で消え去る
何をしても僕はうまくいかない
人を喜ばせることもできない
自分を認められない
卑屈で苦しくて
そんな自分が憎くて憎くて
殺してやりたい
早く消えてしまいたい
落ち葉が舞い落ちるように
楽に消えられればいいのに
ろうそくの火を吹き消すように
命をさっと掻き消せればいいのに
それでも時折
小春日和の日差しのように
誰かの優しさが心に染みると
まだ生きていてもいい
とほんの少し思うのだ

1/3/2024, 5:37:40 PM

僕の青春は
車輪の下さ
喜びも悲しみも
寂しさも孤独も
全て押し潰されて
何も感じない日々
ただ轍(わだち)が残り
その傷跡だけが
癒えずに痛む
時折悲しみが
肩を掴んで揺すぶる
何をしても無駄だ
そんな思考が僕を支配する
ああ神様
どうして僕をここまで苦しめるのですか?
宿命だから受け止めろと?
もう背負いきれないです
この世界から消え去り
あの汚れのない空に
帰りたい
だけど帰るのは許されない
帰ってくるな生きろと
聞こえないはずの声がする
罪悪感に苛まれ
胸の奥
出ない涙が溢れて泣けない
それでも僕は
この車輪の下で
押し潰されても
何度も立ち直ろうとする
それを自分の心の軌跡にするために

12/16/2023, 11:22:38 PM

死にたいな
と思っていても
ヘラヘラ笑っている自分が嫌いだ
悲しくて
目の奥があつくて痛い
苦しい
息を吸うのも
なんで自分はがんばるのだろう
なんの意味もないってわかってるのに
自分の過去は消せないのにな
涙がぼろぼろ溢れる
泣きたくなんかないのに
自分みたいな奴が
生きてても意味がないって
わかってる
こう言って
慰めてもらいたとか
励ましてもらおうなんて
思ってない
そんなことをされる資格はない
だけど
黙っていると
苦しさで心が潰れそう
助けてほしいなんて思ってない
ただの人騒がせな奴だ
生きているだけで迷惑かけている
だけど
死ぬのも人に
迷惑をかけてしまうから
生きている
ああでもやっぱり死にたいな
全て消したい
でもわかってる
死んでも無にはできない事は
だから涙を堪えて
今日も足掻いて生きる
堪えきれない涙をこぼしながら






12/9/2023, 2:07:28 AM

僕の友人は
自殺未遂を繰り返す
そのたびに僕は
必死で引き止める
自分も生きるのが苦しいのに
友人に生きてほしいと言う矛盾
「生きてくれてありがとう」
「支えきれなくてごめん」
何度となく僕はいう
「いつも助けてくれてありがとう」
「いつもこんなことをしてごめんなさい」
友人は答える
こんなふうに僕たちは
いつも自分を責めて
お互いに謝っている
お互い自分を大切にして
生きていきたいね

12/6/2023, 11:58:13 AM

努力をやめた努力家
僕はよく努力家だと言われる
「大変な努力家」
「素晴らしい努力家」
「○○ってめちゃくちゃ努力家だよね」
そう言ってもらえるのは嬉しい
だけど僕は
そんなに言ってもらえる
資格はないんだよ
全然努力が足りてない
頑張り切れてない
どうせ報われないと
いつもどこかで諦めてる
「もう努力なんてしたくない」
そう叫ぶ自分の影が
「もう全部投げ出したい」
と嘆く自分の影が
「どうせおまえなんかが
努力しても所詮無駄なんだよ」
とせせら笑う自分の影が
僕の後ろにいつもいる
だけど
僕は努力をやめたら
自分には何も残らない
努力をやめた努力家は
どこへ行くのかわからない
そうさ僕は努力をやめた努力家
だけど全部丸ごと自分だろ?
諦めてる影の自分に負けたくないから努力してるんだろ?
影の自分がいるのは
自分がいるからこそだろ?
全部まとめて僕なんだよ!
ネガティブかつポジティブ
前向きかつ後ろ向き
努力家かつ怠け者
諦めたいし諦めたくない
たとえ努力をやめても
自分はそのまま
全て内包する僕の中にいるだろう

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