憂愁を帯びた青春

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人生は季節に喩えられる
僕の今の時期は
春にあたるのだろう
だが
今の自分は
気力を使い果たし
既に元気も力もなく
まるで冬のよう
虚無感に苛まれ
涙ばかり溢れる
もう長く生きすぎた
さっさと消えて楽になりたい
そればかり毎日のように思う
「君、若いね〜」
などと言われても
自分では若いなどと全く思えない
10年後の自分が
生きているのを
想像するのも辛い
僕の心では
木枯らしで
落ち葉が舞い落ちるように
哀しみや切なさが渦巻く
僕には明日が来るのさえも苦しい
秋の日はすぐ暮れるように
自分の希望は一瞬で消え去る
何をしても僕はうまくいかない
人を喜ばせることもできない
自分を認められない
卑屈で苦しくて
そんな自分が憎くて憎くて
殺してやりたい
早く消えてしまいたい
落ち葉が舞い落ちるように
楽に消えられればいいのに
ろうそくの火を吹き消すように
命をさっと掻き消せればいいのに
それでも時折
小春日和の日差しのように
誰かの優しさが心に染みると
まだ生きていてもいい
とほんの少し思うのだ

1/17/2024, 12:57:18 PM