鏡花 水月

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12/12/2025, 12:31:45 PM

『スノー』

数年ぶりに雪が降った。
たまたま、私もあなたもお休みの日だった。
お庭に出て、舞っている雪を嬉しそうに見ている、
あなたの横顔に思わず見惚れた。
5分もしないくらい、はしゃいでから、
寒いね、と言って家に入った。
コタツに戻って、一緒にアイスを食べた。

とても、とても幸せ。
次に雪が降る年も今日みたいに過ごしたい。

12/11/2025, 10:02:17 PM

『夜空を越えて』

とても近くにあるように見える夜空に手を伸ばした。
当たり前だけど、
星に届くはずはなくて、掴むことも出来なかった。

私とあなたの距離は、
少なくとも夜空よりは近いはずなのに、
手を伸ばしても、伸ばしても、届かない。
何故か夜空よりも遠くにあるように感じる。

夜空よりも遠くにいる何光年も先のあなたへ、
太陽に照らされた月の光のような、
そんな光をあなたへ送る。

12/10/2025, 11:45:19 PM

『ぬくもりの記憶』

どうしても私の記憶から消えることはない。
おそらく、忘れることが出来ない。
今はもうないぬくもりは、
私を暖めてくれる時もあれば、私を苦しめる時もある。
早く忘れてしまいたいと思う時もあれば、
ずっと私の記憶に居続けて欲しいと思う時もある。
寒い日に手を繋いで帰ることも、
少し大きめのベッドにふたりで寝ることも、
少し遅くなる日 には、
温かいご飯を作っていてくれたことも、
全部全部、私の中に染み付いている。
どうして急にいなくなってしまったの?
どうしてそちらに行ってしまったの?
私をひとり置いて行かないで。
私も連れて行って。

12/9/2025, 3:39:39 PM

『凍える指先』

毎年毎年、冬になるとどうしても指先が冷たくなる。
全然暖かくならなくて、カイロが必須だった。
でもね、
去年からはカイロがなくても
暖かく過ごせるようになったの。

ね、これからもずーっと一緒にいようね。

12/8/2025, 1:32:55 PM

『雪原の先へ』

あたり一面真っ白な世界。
私がひとり、立っていて、
これまで歩いてきた足跡も全て雪で覆われていた。
何も目指していない、どこも探していない。
どこに辿り着くかも分からない。
視界は全部白色で埋め尽くされていて、
木も建物も太陽も全てがない世界。
私が向かっている先には何かあるのだろうか。

どこからか音楽が聴こえてきて、
暖かい光に当たっているかのような空間が見える。
私が望むものが、そこにはあるのだろうか。

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