『未知の交差点』
こんなにも想いが交差したことなんて
今までなかった。
色んな感情が沢山混ざっていて、
どれがどこに行き着くかが予想できない。
この道は赤信号?青信号?
全く知らない、見たこともない交差点だから、
ちゃんと着くことができるのか不安。
ちゃんと目的のところへ行けるのだろうか。
『一輪のコスモス』
散歩をしている時、ふと目に入ったコスモス。
少し紫を含んでいるような黒色をしている。
一輪だけで、ポツンと咲いていた。
ついさっき、自分の恋の終わりを知った。
こんなタイミングで黒いコスモスを見るとは。
私に向かって開いている花びらは、
まるで笑みを浮かべているかのよう。
慰めてくれているの?
それとも、嘲笑っているの?
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黒いコスモスの花言葉
「移り変わらぬ気持ち」「恋の終わり」「恋の思い出」
『秋恋』
少し涼しくなってきて、
寝る時はエアコンも必要がなくなった。
秋風が、寂しさを運んでくる。
温もりが欲しくて、
忘れかけていたあなたを思い出す。
寒さが増すにつれて再び想いも募るのだろう。
まるで雪のようだね。
冬の間は雪が積もりに積もって、
春が近づくと雪は溶けていく。
来年の春には、新しい芽が出てくるといいな。
『愛する、それ故に』
愛してる。
だから、
一緒にいたいし、何をしていても楽しい。
お昼寝も少し贅沢な夜ご飯も。
たまにのご褒美でハーゲンダッツを食べることも。
電車に揺られて遠出することも、
一緒にライブに行くことも。
全部全部、何をしていてもあなたとなら楽しい。
私はこの先もずっと、あなたのことを愛してる。
『静寂の中で』
風の音だけが聴こえる。
人の声も車の音も、人工音はなんにもない。
ひとりで涼しい風にあたりながら、
揺れる木々を眺める時間。
何もない静かな空間だけど、
きっと今の私は何にでもなれる。
風に乗って、どこまでも行ける。