あの宝石のきらめきは他の石よりもすごい。
凄く透き通っていてキラキラしていて芸術品のよう。
こっちの石は黒くて重そう。
あっちの石は何色か分からない、なにか迷っているような色。
また別の石は強い気持ちを持った紅。
じゃあ私の石は……
私の石は何色にも染まっていなかった。
些細なことでも耐えられない私の心って何だろう。
他の人からしたら平気なのに、他の人にとってはどうってことないのに私の心は直ぐに傷付く。
治るのも遅くて引き摺っている間にまたダメージを負う。友達からも親からも変だと言われた。
こんな私の心は何のために有るのだろうか。
心さえ無ければ私は私を保たなくて良いのにな。
心の灯火が消える前に
私の心の灯火
弱々しいけどまだ消えていない。
この灯火が消える時っていつだろう。
誰かに冷たい言葉を吐かれた時?
深い絶望を味わって這い上がれなくなった時?
いや違う。私にはわかる。
私が私を辞めた時。
やりたいと思っていることを押し込んだ時。
心の灯火も一緒に押してしまうんだ。
だから下手くそなりに明日もやりたいことをやろう。
開けないLINE
LINEは直ぐに見るに越したことはないし、大事な連絡であればあるほど直ぐに見るのが望まれる。
私もそう思っているので出来る限り早く見ている。
その筈なのに私のアプリアイコンの右上にはいつも「1」が付いている。
たった一言「今から帰る」そんなLINEが開けない。
だって開いてしまったらもう貴方からの連絡は来ないから。
まだ未読のままで、あの日のままでいいですか。
不完全な僕
なんで僕は不完全なんだろう。
何をとっても人より出来ない。
"人並み"というレベルのものは何も無い。
いつも他の人より出来なくて笑われる。
でもあの子だけは僕を受け入れてくれた。
「わたしがたすけてあげる!」って幼いながらに言ってくれたっけ。言葉通り本当に助けてくれて彼女は僕を庇って轢かれた。
完璧な君を含んでいる僕はなんでまだ不完全なんだろう。