彼の地の誇りは失われ
防眩の民 何を得たのか
金か 領土か それとも比ぶ
足るを知るやの 貴き授かり

気づくのは 遠い日の影
どこで失い いつから彷徨う
なにを求める 満たされぬ渇き
問いかける喚く 胸の奥深く

されど微かに 残る温もり
見つけ開こう その答えを
明日への灯火 己の砦に

過ちを 犯した跡
本質さっして 生きる
失敗の轍からを
効率の光に 生かす

後悔の滲む夜の
痛みこそ 道しるべ
試練の その先に
確かな明日が 芽吹く

Let's go slowly
Let's go, baby
柴切る先の まだ見ぬ向こうへ

こんもり鎮守の お狸の
ザルからポロポロこぼしても
朽ちた葉っぱで 拾えない

ジョブズの実家の写真立て
縄跳び二重 夢見た競争
目ぐすり両手で落とせない

七つのエックス 継ぎ足し奉行
ミラクル まじでミラクル
ドフドフ ドフドフ ドンドンドン

遠い残照 立ち尽くす影
燃える炎は 絶やしはしない
風の音に怯むなと叫ぶ
誰かの声が 胸に響く
光を纏い 駆けるあなたよ
波動の吐息は イルムシャー

限界の向こう側できっと
何か掴んでいるのだろう
泥にまみれ 傷つきながら
それでも前へ進む威容
悠久の輝き漲る イルムシャー

言葉なんて なくても伝わる
たぎる想いの その欠片が
孤独な夜に 星が瞬く
それは希望の証のように
私もいつか 光を放つ
さあ行こう 恐れずに

降りしきる雨に打たれ
泥濘に沈む蓮の花のよう
清らかな白を汚し
それでも天を仰ぐ姿

叢にひっそり咲く可憐花
その眩しさに 息を奪われた
募る想いを綴った手紙は
這いつく雑草の精一杯の告白

届かなくとも叫ばずにはいられない
雨上がりの空に虹がかかるように
どうか どうか どうか
あなたに あなたに