メンタリストダイ子

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5/17/2025, 2:12:48 AM

諦める事が求める覚悟は至って少量で、その好物はといえば、目も眩むほどの狂気である。
これを裏付けるのは簡単な事であり、不眠症の夜の月明かりに照らされた居室を思い描いてほしい。病弱の齎す数少ない揺り戻しを、私達の恥という恥を知る悪友と共に過ごしたいなどと、誰が思うであろうか。

5/14/2025, 11:04:11 AM

呼吸する時まるで呼吸していないように振る舞う。
物を見る時まるで物を見ていないように振る舞う。
生きている時まるで生きていないように振る舞う。

まさか、疑念こそ存在なのだとしたら、信じるという行為には一体、どれほどの疑念が向けられているというのだろう。

5/13/2025, 2:46:52 PM

睡眠は死の疑似体験であるという定義を耳にした事がある。この定義を一度呑み込み、二つを類似したものとする場合、どうしても避けられぬ疑問に直面する。その疑問とは夢という現象を指し、そして、この夢と同義の何らかが死にも存在する場合、私達にはとうとう逃げ場が無くなる事になる。何故かと言えば、夢とは、記憶の海の通名であるからだ。

5/11/2025, 1:23:42 PM

非の打ち所がない、極端までに完璧な船がここに用意されていようと、乗船する者はおろか、目を向ける者さえ現れない。未来を未来たらしめる唯一の要素こそ、不安である。

5/10/2025, 12:48:07 PM

静かなる森にて自立し、情報の喧騒に乗り出し、そこで全てを学ぶ。人間とは成長するのでなく、つまらなくなっていくだけだ。

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