諦める事が求める覚悟は至って少量で、その好物はといえば、目も眩むほどの狂気である。これを裏付けるのは簡単な事であり、不眠症の夜の月明かりに照らされた居室を思い描いてほしい。病弱の齎す数少ない揺り戻しを、私達の恥という恥を知る悪友と共に過ごしたいなどと、誰が思うであろうか。
5/17/2025, 2:12:48 AM