わたしの心は、不思議だ。
時にはときめき高鳴って、時には傷付いてボロボロになって。
でも全部、わたしの心なのだ。
疑いようのない、わたしの本音。
それは人には共有できない。
言葉では伝えられるけど、それが正しいかどうかなんて誰にも分からない。
みんなが「嬉しい」とか「悲しい」とかって呼ぶこの心は、本当にみんな同じなのだろうか。
お金とか時間みたいに基準がある訳じゃないのに、みんな同じように呼ぶ。
本当に同じ心なのかどうかなんて、わかるはずないのに。
いつも「楽しいね」って笑うあの子。
いつも「1人が好きだから」って言うあの子。
みんなの心なんてもちろん知ることはできないけど。
わたしたちの不思議な心を、ちょっとでも、気遣い合えたら。
その時、世界は少しだけ美しくなるはず。
好きなんかじゃ、ないのになぁ。
人を好きになるのはやめた。
軽い気持ちで恋するのはやめた。
ずっと守ってた。なのに。
どうしてそんなことするかな。
優しいなって、思っちゃったじゃんか。
どうしてそんなこと言うかな。
ちょっとだけ、嬉しくなっちゃったよ。
好きなんかじゃない。
好きなんかじゃ、ないのに。
あなたとあの子がいつも仲良くしてたら。
ちょっと怖かった。
お幸せに〜ってみんな言ってるのに。
わたしは言えなかった。
いつか、恋バナであなたの名前を出せるようになりたい。
それまでは、好きなんかじゃないから。
わたしの心、ところにより雨。
晴れたふりして今日も笑う。
明日も晴れですってにこやかに喋る気象予報士。
わたしの心も、明日も晴れ、ずっと晴れ。
晴れろ。
無理やり雲を押しのけて、太陽を連れてくる。
それがいい時も、あるのかも、しれないけど。
でも、やっぱり、時々疲れる。
綺麗に晴れていたはずの太陽が、電池切れになる。
ただの豆電球だったのかなって気付く。
節電しなきゃいつか限界が来ることに、気付く。
だから、時には、こんな予報があってもいいよね。
「わたしの心は、ところにより雨です」
特別な存在は、いなくなってから気付く。
あなたが横にいるのが当たり前だった。
言葉は交わさなくても、それぞれの温もりがいつも心を支えた。
喧嘩したのに、いつのまにか仲直りしてることとか、日常茶飯事。
だから何も言わなかった。
すれ違っても手は振らないし、休み時間だってあんまり話しかけない。
なのに、それを選んだのはわたしなのに。
別れは思ったより近かった。
あの日、あなたと話していたら。
あなたと過ごしていたら。
あなたの名前を、呼んでいたら。
何か、変わったのかな。
確かめようのないことを考えたって時間の無駄。
知ってる。知ってるけど、それでもあなたは。
わたしの中の、特別な存在だったのだから。
バカみたいな生活。
バカみたいに笑って、泣いて。
バカみたいに期待して、絶望して。
バカみたいに恋に落ちて、諦めて。
バカみたいに仲を深めて、裏切られて。
毎日めんどくさいのに壊したくはなくて。
嫌な奴なのにいなくなるのは怖くて。
楽しいはずなのに気付くと飽きていて。
探しても絶対に見つからないものに思いを馳せて。
あーあ、バカみたい。
なんて呟いて。その行動さえバカみたい。
でもこの生活が好き。
だからわたしは、バカみたいに生きていく。