性同一性中学生

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11/7/2024, 4:57:10 AM

柔らかい雨が止んで、沈みかけの日が目を覚ますと、水平線がね。
水平線が、何時もよりもずっと、強く美しく見える。そういう日は決まって海月が浮いてくる。
"ほら、見える?水平線"
"嗚呼、見えるよ。酷く痛い。水平線だ"
柔らかい雨が止んで、沈みかけの日が目を覚ますと、水平線が見える。そういう日は、決まって必ず君の笑顔の裏にある、すごくお上品で、それでいて冷めている気持ちが見える。

11/3/2024, 6:00:47 AM

眠りにつく前に今日のことを思い出す。不安の空に描く明るい君の笑顔…君の笑顔の裏には、すごくお上品で、冷めている気持ちがある。ような気がして、いつも家に帰ってから僕は勝手に不安になる。
触ったら消えそうで、夏にも消えそうで、冬に笑いそうな君は、いつか天使の抱擁で死を覚悟するのだろうか。

11/1/2024, 10:10:37 AM

永遠に君と居たい。
君が朝僕の横で笑って。朝ごはんを作って、コーヒーを入れて、僕を起こす。僕は朝に弱いからしばらくごねて、そんな僕をみて君がため息を着く。それと同時に僕が飛び上がって君を抱きしめるんだ。
優しい、幸せなこんな世界なら、どれだけ救われただろうか。

10/30/2024, 5:49:29 AM

もう1つの物語なら、僕が僕でさえなければ、君と僕は繋がれて幸せになれるはずなんだ。
酷いじゃないか。僕が君のことを好きだと気がついているのにあくまで知らないフリだなんて。酷いじゃないか。
こんな事を考えたくは無いけれど、君が君でさえなければ、僕は幸せだったんだ。

10/28/2024, 5:51:44 AM

紅茶の香りが鼻について、酷く顔を歪めた覚えがある。
美しいものを見るとつい顔を歪めてしまう。そんな癖がついたのは何時からだろうか。
別に君が見つけた美しさを否定したい訳じゃないけれど、あまりにも紅茶のゆらぎに乗って映る君の顔が美しかったから、どうにも、机に咲いた美しい花も汚らしく見えてしまった。

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