性同一性中学生

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9/27/2023, 10:12:55 AM

通り雨に打たれて濡れても、傘を差さなかったのはその気力すら湧かなかったから、どれだけ腕をあげようと思ってもなにも動かせなくて手に持った黒い傘を引きずって歩いていた。
真っ直ぐ歩くことも儘ならず、フラフラと歩く目から涙は流れなかった。流すことが出来なかった。自分が今どんな感情なのかが分からなかった。いや、分かろうとしなかった。
君がいなくなった世界を私は歩けるだろうか。

9/26/2023, 9:36:19 AM

窓には美しく咲く桜がある。桜、淡いピンクで美しく咲き誇る桜。そのピンクは君の血が染み込んでいて木には君の骨と肉が入っている。愛おしい。
桜の樹の下には屍体が埋まっている

9/20/2023, 11:56:44 AM

大事にしたい貴方を私は壊した。
本当に大事に扱ってた。
それでも気がつけなかった。貴方が1人で泣いているのにも薬の量が増えてるのにも気が付かなかった。
大事にしたかった貴方は私の手から滑り落ちて砕けて割れた。

9/19/2023, 11:08:50 AM

時間よ止まれなんて願っても時計の針は音を立てながら進んでいく。これで何度目の祈りだろう。何度も何度も願った、このまま時間が止まれば、時間が巻戻れば。
その度に進んでいく現実が受け止めきれなかった。
君がもう無理と何度も言いながら泣いているのを知っていた、それを知った上で何もしなかった。出来なかった。
君がフェンスに乗っているのを見て時間よ止まれと祈った、無情にも時間は止まらず君はフェンスから落ちた。

9/16/2023, 12:28:25 PM

空が泣く前に貴方に会いに行こうと思って、貴方はきっと空が泣くと不安になるだろうから近くで支えようと思って。
電車に乗ろうとした。
あと少しで乗れるところだったのに、誰かが私の背を強く押して落ちてしまった。目の前から迫る強い光が妙に安心して最後に誰が押したのか後ろを見た。
後悔した。
後ろを見なければ良かった。
人生最後に見る景色が貴方のそんなにも嬉しそうな顔だなんて。
その瞬間確かに顔が濡れた。
空が泣いた。

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