鏡の中の自分
鏡の中の自分は、ほうれい線深く、目尻の皺と髪の生際の白髪、辛うじて歯はあるが歯茎はだいぶ下がってきている。
たくさんの経験と、苦労と幸せな日々の中で、老いていった自分。もう綺麗だよって言ってくれる人はいないけど、特に悲しくはない。今はプチ整形をする人もいるけど、コツコツ貯めているお金は、娘が結婚する時の少しのお祝いと、愛犬の介護の為。
外に出る時は薄く化粧をして、白髪も黒く塗れば、鏡の中の私は少し変わる。歯は大切だから、歯医者に行こう。
自分の見た目や体調の変化も受け入れながら、できる事をやっていこう。仕事も続けて、時々、美味しいもの食べて。気持ちだけは若く保って、老後を前向きに生きていこう。
明日、60歳になる私。
眠りにつく前に
私の人生は華やかではなかったけれど、たくさんの人と出会い、たくさんの愛をもらった。
シングルマザーだったけれど、優しい娘は、優しい旦那様と幸せになれた。仕事も頑張った。いろいろな失敗もしたけれど、皆んなに助けられた。
もうすぐ、私は天国に行く。人を傷つけた事もあるだろうけど、地獄に行くような事はしていないと思う。
永遠の眠りにつく前に思い浮かべるのは、初めて付き合った彼だった。結局、私は彼のことが最後まで好きだった。
私を幸せにしてくれたのは、あなただったかもしれない。
ありがとう。
そして、さよなら。
永遠に
永遠にあなたを愛します。
あなたのために生ませてきた私だから。
理想郷
人生100年時代というが、80歳も超えると身体のあちこちが痛くなる。腰は曲がり、歩くと膝が悲鳴を上げる。常にどこかが悪く、食事も喉に詰まらせるといけないから、柔らかいものばかり。トイレが近くなり、気がつくと失禁している。楽しみはひ孫と会うことぐらい。
そんな私が考える理想郷。鳥が囀り、明るい光に包まれる。歩くとふわふわして、まるで宙に浮いているように身体が軽い。一年中、ポカポカと暖かく、蝶々が舞っている。人々は笑顔で、争いごともない。平和な毎日。
ん?これってもしかして天国?
いやいや、わたしゃまだ爺さんのとこには行きたくないよ。
身体痛いけど、もう少し頑張るか!
ごめんな!爺さん!
100年は無理かもしれないけど、長生きするよ!
懐かしく思うこと
USJのマリオのアトラクションは最新で、すごいなぁと思うが、弟とやったマリオのテレビゲームは、何度も何度もやってクリアして本当に楽しかった。
懐かしく思うことの一つである。