声が聞こえる
私は一人暮らしで、オスのシュナウザー犬を飼っている。
夜中、何か声が聞こえる。まさか、愛犬のシュナウザーが喋っているのでは?横を見ると、たるんだお腹を出して仰向けに寝ている愛犬。喋っていたら、この話はホラーかおとぎ話になる。それともSF?
でも、声が聞こえる。誰もいない。
「私だって結婚したいわよ!あー彼?あんなダサい男、無理無理。
足の裏、くさっ!お腹いっぱいで吐きそう、、、。ハッハッハッハー!そんなに触らないでよー!、、、」
女の声だ。酔っているのかな〜?
耳元で声がするけど、不思議な事に怖くない。
なんか、寂しい女だな〜。
はっ!目が覚めた!
声はしない。夢見てた?
そうか夢見てたのか。誰かの声が聞こえる夢なんて不思議な夢だ。
スマホの寝言アプリが光ってる。
開いて聞いてみる。
「、、、結婚したい、、、。、、ダサい男、、、。、、くさっ!、、。ハッハッハッハー、、。」
夢の声だ。
え〜!私が寝言言ってただけ〜!
寂しい女は自分だったのか〜涙
秋恋
秋から始まる恋は長く続くらしい。
本当かどうかはわからないが、私は10年も彼と付き合っている。
でも、結婚へは繋がらない。
もしかして、結婚しない事が、長続きの秘訣?
大事にしたい
大事にしたいもの、今、必死にコロナ対応している、老人施設で働く職員。
世間ではコロナの恐ろしさはそうでもなくなったけれど、高齢者福祉施設で働く職員は必死です。
一生懸命働いている職員を大事にしたい。
時間よ止まれ
私の腕の中ですやすや眠る赤ちゃん。なんて可愛いんだろう。
私の天使。
15年後、その息子は付き合っていた彼女を殺して捕まった。
母は思う。あの自分の腕の中ですやすや眠る天使のまま、時間が止まればよかったのに、と、、。
夜景
私が好きな夜景は工場の夜景だ。高い山から観る夜景も、高層ビルから観る夜景もとても綺麗だけど、工場のオレンジ色の夜景を観るとぐっと胸が詰まる思いになる。
高い煙突から出る炎、工場の片隅のぽつんと置かれた自動販売機、見え隠れするヘルメットの人々。
物悲しく切ない気持ちになるのはなぜだろう。
昼間の顔と全く違ってしまうからだろうか?オレンジという色のせいだろうか?
静岡県の岳南電車の「夜景電車」に乗ってみたい。