コノハ

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12/6/2024, 2:14:05 PM

【逆さま】2

「…」

落ちていく。
落ちていく。
落ちていく。

それはもう闇の中へと。
沈むように。

さて、ウサギの後を追って穴へ飛び込んだまでは良いけれど…

「一体何処まで落ち続けるのかしら?」
まさか、このまま死んじゃったり…
「イヤよ!私にはまだまだ未来があるんだから!」
そう下に落ちながら後悔をし始めた頃。

ふわぁ-

「…あら?」
落ちていたはずの体は重力を失くし、私の体はふわふわとまるで風船のように浮き始めたのだ。

「そうね、これなら落ちても大丈夫そう」

底を覗けばまだまだ暗闇は続いてた。
さて、この先には何が待っているのか。

不安と少しの恐怖心。それに興味や好奇心、少しの興奮が私の心を軽くする。
次なる出会いが私を突き動かす。

12/5/2024, 10:37:57 AM

【眠れないほど】

あなたに愛されたい。

12/4/2024, 10:05:32 AM

【夢と現実】

これは夢?それとも現実?
…どっちでもいいか。

だって私は大好きな君に抱きしめられているんだから。
こんなに幸せなことがこれ以上あり得るのだろうか。
夢なら覚めないで。現実ならもっと強く抱きしめて。

12/3/2024, 10:20:49 AM

【さよならは言わないで】

本当に愛していたのはあなただけ。
あなただけが私を飼い慣らせたの。
だけど、私の中から湧き出てくるこの泥々した感情、禍々しい憎しみ達。
それは何と、甘美なるものなのか。
私は光の世界を捨て、闇へと堕ちていく。
あの人を呪い、あなたを捨てた。
ただ、さよならは言わないわ。
だって、私の中にはあなたと私だけの愛の結晶が疼いているのだから-。

12/2/2024, 10:50:59 AM

【光と闇の狭間で】

何のために私は生まれたのか。
全てのものが信じられなくなった。
我が主、あの神でさえも。

何故なのか?
生まれたあの日、ひどい哀しみと苦しみが昔の記憶のように私の中を支配していた。

"あの者を信じてはならぬ"

何処からか声が響く。
だが、不思議と恐ろしくはない。むしろ、安心と安らぎを私にもたらした。

その声は私が成長するごとに日々大きくなっていく。
私は常にその声にしたがい、周りに悟られぬよう振る舞い続けた。
来るべき日に備えて。

我が名はルシフェル。神を越える存在になり得る者。別の名をサタン-。

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