コノハ

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10/25/2024, 12:01:46 PM

【友達】

子供の頃は誰にでも話しかけていく子供だったと思う。何にでも興味があった。瞳に映るもの全てがきらきらと輝いて見えた。友達もできて、お互いの家を行き来したり、お泊まり会もたくさんした。だけど、いつからか友達というものがわからなくなった。自分の年齢があがっていくにつれ、周りの環境、関わっていく人間も変わって。子供の頃のようにはいかなくなっていた。友達なんてわからない。

10/24/2024, 3:00:55 PM

【行かないで】

どうして私の手の届かないところに行ってしまうんだろう。仲の良かった友達。いつの間にか隣を見ればあの子はもう居なかった。大好きだった。あの子には何でも話せた。あの子がそばにいてくれればそれだけで良かった。なのに、私は自分からあの子の手を放してしまった。優しくて、可愛くて、性格もいい。あの子の周りにはいつも誰かが傍にいた。私はそれが嫌だった。私とだけ一緒にいて欲しくて、一度その手を放してしまえば、あの子はもう私のもとには戻ってこないのがわかっていたから。メイクやお洒落、付き合う友達も変わってく。あの子が大人の女性になっていく。私の知らないあの子を知る度、私の中に嫌な感情が生まれていく。もう一緒にはいられないんだ。もう手放さなきゃ。自分の感情にもあの子にも向き合うことをしなかった、臆病でどうしようもない私。
だけど、年齢を重ねて今なら少しはわかるんだ。
周りの女の子たちが少しずつ大人の女性になっていく、それについていくことができなかっのは私。勝手なのはあの子もそうであって欲しいと思ってしまったこと。ごめんね。
あの時言えなかった、素直に言えば良かった。

『私を置いて行かないで』
 

10/23/2024, 1:56:42 PM

【どこまでも続く青い空】

見上げた空はどこまでも広く、どこまでも青かった。なのにどうしてこんなにも胸がきゅっとなるのだろう。苦しく、それでいてどこか切ない。手を伸ばしてもそれに触れることもできなくて。そして私はまた涙を溜めた。誰かに気づいて欲しくて、抱きしめられたかった。このまま私は誰の心に触れることなく、ずっと死ぬまで独りなのだろうか。疲れてしまった。人の心に触れることにも、自分がどうなりたいのかも。わかってしまった。私が誰かを求めても誰も私を必要としてない。それがとてつもなく虚しいのに、それなのに、どうしてこんな呆れるほどまだ出会えぬ君を手放すことができないんだろう

10/23/2024, 2:38:12 AM

『衣替え』

またこの作業が始まる。春から夏。夏から秋へと季節の色とともに私たちの色も様々な色彩に移り変わる。私はこの季節が好きだ。夏の晴れやかな青空に比べ、秋の澄んだ空。夏の衣と一緒に心の中のモヤモヤした気持ちも消し去ってくれないかな。次あなたに会う時は秋の衣に身を包んだ私だね。

10/21/2024, 3:28:25 PM

声が枯れるまで 朝まで君と二人だけ 君の心も身体もその瞳に映るのも 全て僕だけのものだったら良かったのに どうしたら僕だけの君でいてくれるんだろう どれだけ君を求めても 君を繋ぎとめることなんて今の僕にはできないのに

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