私が大好きだった人が日記を残した。
殆どのページに私達の名前がでてくる。
優しいくせ字でたくさん…
この日記帳 どうしたらいい?
私がこの世から消える時に一緒にもっていこうか…
だから私は日記を書かない。
私は美容室が好き。
自分だけの時間 買うことのない女性誌を読めるし、好きな飲み物まで出してくれる。
けれど目の前にはバーンと大きくてピカピカでくもりひとつない鏡がある…
視力の悪い私でも「あ…眉毛が左右の描きかたがそろってなかった…頬紅の色
似合わなくなった… シミが…」
などなど現実を見る事ばかり。
じぶんの顔と向かい合うって残酷 🥺
やるせない…
数日前 家の近くで道路工事があり通行止めだった。
家の場所は車が出せたので走って行くと交通整理の服を着た小柄な男性が「通行止め」の看板の横に立っていた。
この猛暑で大変だな…と思いながら近づいて驚いた。
初老どころじゃない…90過ぎた私の親より年上じゃないかと思える男性だった。
35度を超える真昼に?いいのか?ねぇいいの?
どんな理由で働いているかはわからない…あの人にとっては必要なのかもしれない…
私はクーラーの効いた車の中で、
やるせない…というか、悲しかった。
海へ
私はいい歳のおばさんです。
だけど潮が引いた後の磯に行って色んな生き物を探してみたいんです。
磯遊びがしたいんです。
家族連れや子供達がうらやましい…
恥ずかしくていけません…
誰が孫のふりして一緒にいってくれませんか〜〜
我が家には大きくて大らかな猫がいた。
冬の夜は毎日私の布団で一緒に寝た。
寝初めは横向き。
徐々に伸びをしながらお腹を見せ始め、最終的に完全な上向きになる。
猫にとって致命的な裏向きポーズ。
そしてお腹全開でイビキをかきはじめる
フワフワの柔らかいお腹に顔をうずめると、そのこだけの香りがしてたまらなく幸せだった。