舞桜

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4/6/2024, 12:02:48 AM

不透明なアクリルの夜空。至極色のこころ。

こころにぶつかった。鈍い音と火花をちらす。

消えかけの六等星と。一等星は心の一部。

4/4/2024, 10:52:01 AM

父と母が離婚するらしい。

私は何にもしなくていい。
今のままでいい。それでいい。


父が家を出ていくらしい。

私は何にもしなくていい。
少し変わるけどいい。それでいい。


父が私達を家から追い出すらしい。

私は何にもしなくていい。
友達と離れるけどいい。それでいい。


父が他の女と同居するらしい。

私はなにもしなくていい?
私が父の一番たちじゃなくなるけどいい?

 なわけないだろ。

 離婚しても家を出ても家を追い出しても、
私が、私達が犬みたいに尻尾振ってたから
甘えてんのか?なめてんのか?
 離婚しても家を出ても家を追い出しても、
私がお前の一番たちの中にいると信じてたから、
私はお前を愛していたんだよ。

 馬鹿なのか?

なにも知らないと思っていただろう。
お前の新しい女の名前くらい知ってるよ。
 あの付く三文字の名前だろう?

4/2/2024, 11:04:55 AM

石膏像に恋をした。

滑らかできめ細かい白い肌と、
海を写したような深いシアンの目と、
花の蕾のように淡く色づいた頬と唇と、
量の多いウェーブのある濃いブロンズの髪。

決して動いてはくれないけど、
いつも白い肌に汗一つかかないで
いつもシアンの目を閉じて
いつも淡い唇は動かないで
いつもブロンズの髪は柔らかく揺れる

僕の大切なもの

4/1/2024, 10:23:13 PM

 今日はエイプリルフールです!
 なので君にドッキリを仕掛けてみました!!
 僕の優秀な部下たちが、君の下駄箱にきっと
 君の大嫌いなモノを入れてあるはずです!!

俺の他にあいつと中が良かったやつから送られた
音質の悪い、いつ撮ったのかわからないビデオ。

渋々下駄箱を見に行くと下駄箱には手紙があった。
手紙の中にはいつだかわからないあいつと俺の
ツーショット写真。

写真の嫌いな俺がほぼ無理やり撮られたものだ。

馬鹿だなぁ。今日は4月2日だよ。
余命残り僅かな病室で、お前はこんな馬鹿なことを
していたのか。

 楽しかったよ。

聴こえた気がした。

3/28/2024, 9:22:06 PM

一人ぼっちの昼過ぎ六畳半。

窓を開けて窓辺で眠ろう。

太陽に背を向けて。

それでも、太陽は私を

暖かい光で見つめている。

溶けるようだ。

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