「あ!!!!流れ星!!」
『え、え、!!うそ!!どこ!』
「もう、、消えた笑」
『ああ見たかったなぁー!いいなぁ!お願い事した?』
「いや、なんていうか早すぎてなんも、できなかった笑、見れたことに興奮しちゃって笑、、」
『ちょっとー、いやわかるけども!!』
(まぁ、願い事なんてもう叶ってるからいいけどね)
「ふふっ」
『あー!何その笑みは!』
次は見逃さないようにしなきゃ!!とまた空を見上げる君を見て
こんなに幸せなことはあるだろうかと思って自分も見上げる。
"君の横でずっと笑っていられますように"
「ルール?」
『うん、僕たちのルール決めよう?』
「どんな?」
『ケンカしても寝る時は一緒、とか、』
「ほぉー!いいね!ルール決めよう!なるほどなるほど」
となんだかすごく楽しそうな彼女。
かわいいな。
お菓子のストックは常に!とか
全然僕たちのルールどっかいってしまってて
声出して笑った。
「あ、こういうことじゃないのか笑」
『面白いから良いけどね』
言い出したけど君とはそんなもめることもないから楽しく過ごそう。
私の心は君によってかなり激しく変わる。
君が嬉しそうにしてたら私も嬉しいし
楽しそうにしてたら私も楽しくなる。
恥ずかしそうにしてたらちょっと可愛いとか思ったり、、
でも、、今日はなんだか、
「ねぇねぇ、なんか今日元気なくない?なんで?」
と、私が聞くと
『、、だって君に彼氏がいたから、、』
「へ⁈私彼氏いないよ⁈」
『え、うそ!だって昨日僕見たよ!汗
君が君より少し背の高い男と並んで歩いてるの!』
(昨日?、、)
「あ、それ弟だよ。昨日帰りにたまたま会ってまぁお家一緒だから帰ってた」
『え!そうなの?じゃあ本当に彼氏とかじゃない⁈』
「、、うん。いないもん笑」
よかったぁとヘナヘナになった君を見て思う。
「え、でもなんで元気なくない?の返事がそれなの?」
そしたら君がそっと私の手を握って
『、、鈍感、なの、、、?照』
顔を真っ赤にしながら言ってきた。
「ぇ、えええ!!!?」
つられて真っ赤になる。
やっぱ私の心は君によってかなり激しく変わるらしい!
‘’『たとえその選択が間違っていたとしても
その時君が決めたことでしょ?
それは正しかったことだと思うよ。
周りに味方がいなくても
君自身は君の味方でいてあげよう?
信じてあげよう?』
『ちなみに僕は君の味方だよ』’’
って泣いてる私に言って寄り添ってくれた。
きっとこの時の言葉は一生忘れないだろう。
それぐらい
「大好き。」
『ん、え⁈なんだ急に!照』
ふふっ
「なんでもないよ笑」
雫が滴る、、。
と綺麗な表現をしたくなるような。
泣いてる君の姿があまりにきれいで、、。
目に止まったんだ。
なんで泣いてるのか、悲しい事でもあったのだろうか。
綺麗と思ってしまってなんだか申し訳ないと思いつつも見惚れてしまった。
そんな君と目が合って僕は胸の奥が熱くなった。
一目惚れというのはこういうことかな。
泣いてるから気まずかったのかすぐ逸らされてしまった。
『あの!これっ!』
思わず僕はハンカチを差し出した。
ハンカチ持ってた僕ナイスと内心思ったりして。
君は少しびっくりしていたけど、そっと受け取り、
「、、ありがとうございます。、、」
と小さく言いお辞儀した。
これから何か始まるであろう僕たちの出会いに心が躍る。
泣いてる理由よりも、今はただ隣で君が泣き止むまでそばにいさせて、、、。