「ねねっ!!私〇〇先輩に告白された!!」
『え?』
やばくない?とキャハキャハしてるけど僕は驚いて全然なんか反応できない
僕たちは幼馴染で家も隣でずっともう家族みたいに仲良しだけど、僕はそれ以上に君を女性として好きだからだ。
こんな嬉しそうに報告、、(つ、付き合うのかな。、、)
ずっといえないで、言わないでいたんだ、この関係が壊れるのが怖くて、、
だって君は、僕のことそんなふうに見てないだろうなと思って、でも、もう限界だ。
「え、あれ、なんか反応ぅすいね、(なんでだ、絶対からかってくると思ったのにそれに)、、」
「いや、あのさ、これ、今日、
『いかないで。』
「ぇ、、?」
『その先輩と付き合うの、、』
「な、なにそんな真剣に、ちが、今日エ」
『好きなんだ、ずっと。君のことがずっと好きだった。今も好き。』
僕の告白に驚いているようだ。
でもすぐ
「、、それ、、本当?嘘じゃない?」
『こんな時に嘘なんかつかないよ』
「いや、こんな時っていうかさ、、今日何の日か知ってる?」
『?、、、4月1日?なんの、、え、あ、っ
え?エイプリルフール、、え⁈僕の言ったことは本当に嘘じゃないよ!』
『本当に君が好きだよ』
「、、ごめん」
『え、、、(あ、こんなあっさりふられ、)』
「え、あ、!違うそれじゃなくて!!!」
すごいテンパって否定している
「、、、先輩から告白されたって、、いう、、」
申し訳なさそうにめちゃくちゃ下がった眉。
彼女の言わんとすることがわかった
僕はホッとして抱きしめていた。
びっくりしている君。
でも確かに聞こえた、
僕の背中にゆっくり手をまわしたあと
「あの、、私も、、すき、、好き」
『それは本当?笑』
とちょっと意地悪な聞き方だったかなと思いながらも君の顔を覗き込んだら
「ほ、ほんとっ」っていつもはあまり見せない頬を赤く染めた君の顔を見れたから満足。
君の隣は僕じゃない。
きっとそれはお互い気づいてて。わかってて。
それでも居心地が良かったんだ
少なくとも僕は、僕は、、っ。
君の横にいる人は僕ではない別の人。
最初からわかっていた事じゃないか、、
「私ね、結婚するんだ」
君はそう言った。
うん、嬉しそうだった。
それでもう充分だった。
でも、好きだった。
どうか幸せに_____。
【なんにも悩みとかなさそうだよね!いいなぁ羨ましいわ。】
ってなにを思ってそう言うのかな。
何気ないふりしていつも過ごしているけど、本当はすごい悩みを抱えて生きてる人もいるよね。
それはどんな人もそうで、
笑ってるからって楽しいことばかりじゃないよ。
見えてないだけ、
隠してるかもしれない、
裏で頑張っているかも、
見えてないところで、
本当は泣いてるかもしれない。
『無神経な人いるよねっ』
「え、」
『人それぞれ何考えてるかなんてわからないのにね』
「う、うん、、(私顔に出てたかな)」
『仕事終わりでしょ?飲み行こっ!ストレスぶちまけよーぜっ』
「う、うん!」
意地悪そうににっこり笑う君に私も笑い返した。
私は少なくとも君にはかなり救われて、恋してるんだ。
何気ない日常に何気ないふりで生きて、その中に幸せを見つけて、
それぞれの幸せがあって、
それでいいよね。
「ありがとう」
『ん?おうっ』
焼き鳥うまいとこあるんだよーって言う君と会社を出た。
バッドエンドばかりだったの今まで、
もう辛い。
でも救ってくれたのはいつも君で。
『僕とハッピーエンドになろう』
『てか、ハッピーエンドにしますっ笑』
ってちょっと照れながら言ってくれたのが
本当に嬉しかったんだよ。
泣いた私を優しく抱きしめてくれて、、
『ちょちょっ、もう恥ずかしいって!笑』
「私にとっては本当に忘れられない嬉しい事なのー笑!」
ソファで並んでこんな話をして、、思い出しては笑い合って、
ずっとそうして君と一緒にいたいな。
見つめられると逸らしてしまう。
のは
君だからなんだよ
嬉しいのに
恥ずかしくて、、
でも、、嬉しいの。
こ、今度は私から見つめてみようかな。
照れてる君も見てみたいな。なんて、、___。